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犬の散歩を怠ると怖い3つのワケ 悪天候で行けない場合の対処法も解説!
この記事では、犬の散歩を怠ると怖い3つのワケについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説。また、雨や台風の時期など、やむを得ず散歩に行けない場合の対処法なども紹介します!
犬の散歩を怠ると怖い3つのワケ
では、飼い主さんが犬の散歩を怠ると、どのようなリスクがあるのかをくわしく見ていきましょう。
①運動不足によって肥満になる恐れがある
たとえば…
- 心臓に負担がかかる
- 首周りについた脂肪が気管を圧迫して呼吸がしにくくなる
- 糖尿病になる
- 重たい体を支えるために関節を痛める
また、犬は歩かないと筋力がどんどん落ちていき、取り戻すにはとても時間がかかります。小型犬では膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)の持病のある犬も多く、筋肉で支えられないと膝を痛めてしまうことがあるのです。
②ストレスから「咬む」「吠える」などの問題行動を引き起こす可能性がある
ほかにも、ストレスから下記のような行動が見られることもあり、飼い主さんを悩ませる問題の引き金になる可能性も。
- 食糞
- 家の中の物を壊す
- おしゃぶりのように自分の手足の先をなめ続ける「肢端舐性皮膚炎 (したんていせいひふえん)」
③犬に社会性が身につかない
- 車や電車の音に慣れること
- ほかの犬が残した臭いを嗅ぐこと
- ほかの犬や知らない人と出会うこと
社会性が育たない場合、小さな刺激にも敏感になって警戒心が強く怯えたり、見知らぬ人に吠えたり雷パニックなどの問題行動につながることも。
社会性を身につけさせてあげることは、犬の自信につながります。飼い主さんとの生活や関係を安定したものにもしてくれるので、とても大切なことなのです。
散歩はどれくらいの頻度で行けばいいの?
小型犬
中型犬
大型犬
悪天候が続き散歩に行けないときの対処法
たとえば…
- ボール投げ
- 引っ張りっこ
- かくれんぼ
- 知育玩具を使って遊ぶ
雨の日の散歩で覚えておきたい4つのこと
①うんちの処理は早めにしよう
②視界が悪いので周囲の状況に気をつけよう
③レインコートに慣れていない犬は注意しよう
レインコートが嫌で暴れてしまっては事故の元なので、犬が嫌がっていないかどうか、よく見てあましょう。
④散歩後のケアもしっかりしてあげよう
このとき、毎回必ずシャンプー剤を使う必要はありません。シャンプー剤で洗いすぎると皮脂を過剰にとってしまい、かゆみや皮膚トラブルの原因になってしまいます。シャンプー剤の使用は、月に2回程度で十分でしょう。
足先だけ洗う場合でも、多くて週に2回ぐらいにしましょう。
タオルドライしたあとは、ドライヤーでしっかり乾かしてください。とくに蒸れやすい足の指の間は、よく乾かしてあげましょう。
最近、悪天候が続いてなかなか散歩に行けていないという飼い主さんもいると思います。愛犬もストレスを溜めているかもしれないので、ぜひ家の中でできる遊びにもチャレンジしてみてくださいね!
※一部の写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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