認知機能不全症候群の愛犬のために、飼い主さんが日常的に取り入れるとよい5つのアプローチをご紹介します。まだシニア期を迎えていない愛犬にとっても、認知機能の低下ケアとしておすすめです。
1.栄養管理を整える
まずは栄養管理を整えることが大切です。認知機能不全症候群の愛犬にとっては、以下の栄養素が配合・調整された食事が推奨されています。
●中鎖脂肪酸:代謝されて脳のエネルギー源となる
●オメガ3脂肪酸(DHAおよびEPA)や抗酸化成分(ビタミンEおよびC)、ビタミンB:脳の健康を維持する
食事療法を取り入れるという選択肢もありますので、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
2.カラダに刺激を与える
食事療法以外にもいくつかアプローチがあります。カラダへの刺激を増やすことは、愛犬の脳を活性化させるだけでなく、血の巡りを良くする効果も期待できます。普段の散歩に加えて、例えばかけっこ遊びやマッサージを行うなど、無理のない範囲で積極的に身体を動かす機会を増やしてあげましょう。
3.コミュニケーションを増やす
愛犬とのコミュニケーションを増やすことは、脳への刺激になるだけでなく、睡眠サイクルの乱れを防ぐサポートに役立ちます。昼間に寝ている愛犬をそっとしておくほうが良いと考える飼い主さんは多くいますが、疲れない程度に名前を呼んで起こし、おもちゃを使って遊んであげることで、夜の睡眠時間が増える可能性があります。
4.認知トレーニングを行う
フードやおやつを詰めた知育トイで遊んだり、隠したフードを探させたりして、認知機能を刺激することを認知トレーニングと言います。これによって、活動性の低下や他者への反応の変化を防ぐことが期待できます。シニア犬は、覚えは遅くなるものの、全く新しいことを覚えられないわけではありません。積極的にトレーニングをして、脳に刺激を与えてあげましょう。
5.ココロに刺激を与える
関心や認知機能が低下している愛犬には、精神的な刺激を与えることも重要だと考えられます。例えば、散歩コースをいつもと変えてみたり、おもちゃやおやつを新しいものに変えてみたり、愛犬にとって負担にならない程度に変化を取り入れてみましょう。