犬と暮らす
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暑い季節、「愛犬の口の生臭さ」を感じるのはどうして? 獣医師に聞いてみた
暑い季節に犬の口腔内の環境が悪くなると口臭が強くなることがある
獣医師)犬の口臭は、口内炎や歯垢・歯石の付着、脱水、パンティングなどで口腔内粘膜が乾燥して起こる「口腔内の環境の悪化」が原因の1つに挙げられます。
中でも、特に夏場に起こりやすいものは、脱水やパンティングによる口腔粘膜の乾燥です。
また、口腔内の環境がそれほど悪化していなくても、パンティングなどの激しい呼吸によって口腔内のニオイが体外に排出されやすい傾向があるため、日頃は感じにくい口腔内のニオイに飼い主さんが気が付きやすくなる、という状況もあると思います。
暑さが原因で犬の口臭が発生するわけではない
獣医師)暑さそのもので口臭が発生することは考えにくいです。暑さに伴って、胃腸の不調や脱水による口腔内の乾燥などが起これば、その影響によって口のニオイが強くなる可能性はあるでしょう。
夏場は水分補給と口腔ケアをしっかり行い、愛犬の口臭を予防しよう!
獣医師)犬の口臭対策としては、脱水や口の乾きやすさを補うような対応が求められます。こまめな水分摂取や、体温調節のためにパンティングをしなくて済む程度の適切な温度管理を心がけましょう。
また、夏だけに限らず、口臭予防として大切なのは、愛犬の口腔環境を清潔に保つ事です。季節を問わず日常的に歯磨きなどの口腔ケアを行うことが大切です。
ーーありがとうございました。
今回の取材で、犬が体温調節のために行う呼吸(パンティング)で、口が乾きやすくなることが、嫌なニオイに繋がるということがわかりました。季節に限らず、1年を通して、愛犬の歯が健康であるように、愛犬のデンタルケアを行う習慣をつけましょう!
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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