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オス犬が子育てをすることもある?”母性”が芽生えることもあるの?気になる疑問を専門家に聞いてみた
先住犬のいる家に新入り犬を迎えるとき、「仲良くなれるかな?」と不安に思う飼い主さんもいるでしょう。また、新しく子犬を迎えたとき、先住犬がオス犬だった場合に、子育てをするようにお世話をすることがあるのかなども気になりませんか?
この記事では、オス犬の子育て事情について、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました!
オス犬が子育てすることもある?
ーーたとえば、先住犬のいる家に子犬を迎えたとき、先住犬がオスだった場合にお世話をしてあげるようなことがあるのでしょうか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「お世話をしてあげるオス犬はいます。ただし、すべてのオス犬が子育てするわけではなく、一部の犬に限られるでしょう。
メス犬がいない状態、もしくはメス犬が病気などで面倒をみられない、みない環境であれば、さらに母性に目覚めるかもしれません」
ーー母性に目覚めたオス犬は、どのようなお世話をしてあげるのでしょうか?
獣医師:
「母乳が出ないのにおっぱいを吸わせてあげたり、おしりを舐めて排泄を促す行動などをすることがありますね」
ーー本当に母犬のような行動をするのですね。すごいです!
「面倒見がいい」といえる犬の特徴とは?
ーーちなみに、「面倒見がいい」といえるような犬の特徴には、どのようなものがありますか?
獣医師:
「おとなしく穏やかな性格の犬が、面倒見のいいことが多い傾向です。自己主張をするよりも、周りがよく見えるということでしょう。オスかメスかという性別よりも、性格が優しい犬かどうかが決め手になりそうです」
先住犬のいる家に新入り犬を迎え入れるときに覚えておきたいこと
ーー先住犬の元に新入り犬がやってきたときに、うまくいかない場合もありますよね。先住犬がいる家庭で新入り犬を迎える際の注意点について教えてください。
獣医師:
「新入り犬の性格もさることながら、まずは先住犬の性格、許容範囲がとても大切でしょう。どんな新入りでも、先住犬が受け入れる気持ちがなければとても難しくなります。まずは、よく先住犬の性格を考えてあげましょう」
ーー新入り犬の性格はどんなコのほうが仲良くなれるでしょうか?
獣医師:
「新入り犬の性格は、できれば天真爛漫、怖いもの知らずのような明るいコがいいです。おとなしいと、先住犬の性格によってはなかなかなじめず時間がかかると思われます。
明るいコは先住犬の反応をあまり気にしないので、気づいたらいつのまにか仲良くなっているということもあるでしょう」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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