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犬の足の病気・ケガの注意点 元気いっぱいな若い犬や犬種の注意点も!

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愛犬の「足腰」の心配は、まだ若いから大丈夫と思っていませんか?
確かに、シニア犬になると「足腰」の悩みが増えますが、実は若い犬も注意すべきなのです! 

特に、「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」を引き起こしたり、足を「骨折」させてしまったケースは、若い小型犬を中心として多いよう。飼い主さんが普段から、この2つの病気・ケガを意識しているかどうかで、愛犬の健康状態も大きく変わる可能性があります。

今回は、若い犬ならどの犬でも発症することがある「膝蓋骨脱臼」や「骨折」について詳しく解説します!

注意したい病気 「膝蓋骨脱臼」

左足の膝蓋骨を脱臼している、生後9カ月のチワワのエックス線写真

健康な犬の膝関節は、「ひざのお皿」と呼ばれる膝蓋骨が、くぼみにはまった状態になっています。膝蓋骨脱臼は、この膝蓋骨がなんらかの原因によってくぼみからずれてしまう病気です。

初期段階では、歩き方に少し変化があるだけで、飼い主さんが注意深く観察していないと気付かないことも。病気が進行すると骨が変形して、正常な歩行が困難になることもあります。なかには、外科手術が必要な場合も。

どんな犬がなりやすい?

すべての犬種で病気になる可能性がありますが、小型犬はとくに要注意

骨や靭帯(じんたい)が発達しきれていない若い犬に多く見られます。また生まれつき、ひざの関節が外れやすい犬もいます。中型犬や大型犬でもなることがありますが、特に小型犬種がなりやすいといわれています。

気をつけたい犬種

□チワワ
□トイ・プードル
□ポメラニアン
□ヨークシャー・テリア
□パピヨン
□マルチーズ など

どう予防する?

この病気は高いところから飛び降りる、転倒するなどの衝撃が原因で起こることがあります。脱臼したままの状態で激しい運動をすると、靭帯が断裂する場合もありますので、とくに興奮しがちな元気があり余っている若い犬は要注意。愛犬が興奮して飼い主さんに飛びついてきたときは、オスワリでクールダウンさせるなど、興奮を抑えるしつけを取り入れましょう。

また、悪化させないためにも早期に発見することが大切です。散歩中などふだんの生活で、下記の症状が見られたら、すぐにかかりつけの動物病院へ相談しましょう。

□後ろ足の片方だけで立つことがある
□後ろ足を後ろにピーンと伸ばすことがある
□足を触ると悲鳴を上げる
□足を引きずることがある
□足が震えている

注意したいケガ 足の「骨折」

前足を骨折した、生後7カ月のトイ・プードルのエックス線写真

骨折は文字どおり、骨が折れてしまうことを指します。成長途中の犬は、ちょっとした衝撃で折れやすいです。犬の骨の成長は生後11カ月でいったん止まるといわれているので、それまでは強い衝撃を与えないように、とくに注意が必要でしょう。

ちなみに、犬の骨格は幼少期や成長期にたくさん運動することでつくられるのですが、幼少期にあまり運動をしないと強い骨格と筋肉が育たず、成犬になった後も骨折しやすい犬になります。

どんな犬で起こりやすい?

超小型犬や小型犬のほか、骨が細めの犬も気をつけて

下記で紹介するような小型犬の骨は非常に細く、割りばしや竹串ほどの細さしかない場合もあるため、「骨折」してしまうリスクが高いのです。また、イタリアン・グレーハウンドのような細身の犬種も、足の骨が折れやすいといわれています。

気をつけたい犬種

□トイ・プードル
□ポメラニアン
□パピヨン
□チワワ
□イタリアン・グレーハウンド
□ウィペットなど

どう予防する?

骨折の原因は、犬がソファや階段などの高いところから飛び降りる、飼い主さんが抱いているときに誤って落としてしまうなど、事故や不可抗力によるものが多いよう。

人ではなんということもない高さでも、小型犬や成長途中の子犬では高低差が大きくなるため、骨に強い衝撃を与えます。子犬期はどうしても興奮しがちで、走り回ってしまいがちですが、ソファに飛び乗ったり、飛び降りたりしないように、部屋の環境を整えましょう。犬の体高より高い場所への上り下りをさせるのは危険です。

また、抱っこしているときに愛犬を落としてしまうと、大ケガにつながるだけでなく、信頼関係を損なう場合も。両手でしっかり抱えておくなど充分に注意を。



今回紹介した2つの病気・ケガは、飼い主さんの心がけで防ぐこともできます。成長期の犬と暮らしている飼い主さんは、ぜひ気を付けてくださいね。

参考/『初めて飼い主さんのいぬのきもち』2020年11月号「若い犬こそ気をつけたい 3大足腰の病気・ケガ」特集(監修:ノヤ動物病院 野矢雅彦先生)
撮影/尾﨑たまき
症例写真提供/ノヤ動物病院
文/ichi

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