【うちのコとの暮らしのために、資格取得のすすめ】 第二回
新たな年を迎え、「今年こそ新たなことに挑戦しよう」と考えている方も多いのではないでしょうか? 今回は、そんな前向きな気持ちになっているあなたに、ぜひおすすめしたい「愛玩動物飼養管理士」という資格を紹介します。
愛玩動物飼養管理士とは?
愛玩動物飼養管理士は、愛玩動物(ペット)の習性や正しい飼い方、動物関係法令、動物愛護の精神などを学んだペットのスペシャリストです。動物に関わる仕事がしたい人はもちろん、最近では、愛犬の健康や幸せのために学び始める人も増えてきています。
約6カ月の通信講座で取得でき、最後の認定試験以外は在宅で学習が進められるので、忙しい方でも挑戦しやすい資格です。
実際に、資格の勉強を通じて、愛犬の健康管理だけではなく社会問題にも目を向けるようになったリョウタさんの体験談をご紹介します。
【受験のきっかけ】 自信を持って健康管理できるようになりたかった
リョウタさん 愛犬ココアちゃん(ゴールデンレトリーバー/7才)
ぼくは、ココアのちょっとした体調の変化によく気づけるほうでした。しかし、「何か違和感があるな」と感じても、その原因や対処の仕方まではわからず、どの程度の症状から動物病院に連れていくべきかも判断できず、悩みがちでした。それが「愛玩動物飼養管理士」の勉強を始めたきっかけでした。
【得られたもの1】かかりつけ医に伝えるべき情報の整理がついた!
「愛玩動物飼養管理士」の勉強を通じて、犬の体の仕組みを知ることができたので、かかりつけ医に伝えるべき内容の整理ができるようになりました。健診の大切さに気付けたのも、資格の勉強のおかげです。
また、資格の勉強を通して、猫・小動物・爬虫類など、犬以外の動物の体の仕組みを学べたことで、より相対的に、犬の体の特徴を理解できるようにもなりました。
その中で特に、犬で気をつけたほうがいい病気やその予防法を再度認識することができました。現在は、正しいタイミングで動物病院を受診することを心がけています。
【得られたもの2】人間とペットの共生を考える力が身についた
資格取得後は、ボランティア活動に参加したり、地元の動物の勉強会に参加したりしています。それらの活動を通じて、さらに、犬・猫を大事に思っているからこそ、正しい知識を身に付けることは不可欠だと再認識しています。
「愛玩動物飼養管理士」は、すでに愛犬と暮らしている人はもちろん、これからペットを飼おうとしている人にもぜひ学んでほしい資格です。散歩のマナーや注意点などの基本から、日ごろのお手入れ、犬と暮らすための環境づくりなどもしっかり学ぶことができます。家族として長い付き合いになるからこそ、資格取得をお勧めします。
毎年約1万人が受講、38年の歴史をもつ 「愛玩動物飼養管理士」認定制度
「愛玩動物飼養管理士」は、「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨に基づき、ペットの愛護と適正な飼い方を広めるために必要な知識・技能を身につけるために設けられた資格です。ですから、身につけた知識をご自身の愛犬のために活かすことはもちろん、多くの人々に広めることも期待されています。
1981年に当時の総理府の指導助言のもとに始まった認定制度で、38年の歴史をもちます。多くの自治体から「動物取扱責任者」になるための選任要件のうち、「動物関係の資格」のひとつとして認められていて、ペットショップや動物病院にお勤めの方々をはじめ、ペットのプロの方が多く取得されているほか、環境教育等促進法に基づく人材認定等事業としても登録されています。
こんな方におすすめ!
・ 愛犬の体調の変化にすぐに気づいてあげたい
・ 正しい飼い方について知識を深めたい
・ 愛犬の暮らしに関する新しい情報・知識を身に付けたい
・ 動物に関わる仕事をしたい
・ 動物を取り巻く社会問題を解決したい ・・・等々