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療法食が必要な犬のフード備蓄は?防災対策を考えよう
愛犬が持病を抱えていて療法食や特別な食事を与えなければならない場合、フードの防災備蓄はできていますか?療法食が必要な犬への備えについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
療法食が必要な犬は食事を備蓄しておくとよいのは本当?
獣医師)災害発生時にペットと一緒に同行避難するときは、犬の食事も必要となります。
また、災害の影響で流通が止まったときに、決められた食事を食べなければならないワンちゃんの場合は、フードを備蓄しておくとよいでしょう。
どれくらいの療法食を備蓄しておけばよいの?
獣医師)災害の規模が大きいほど備蓄は必要になると思いますが、規模もわかりませんし、避難時に重量のあるフードを大量に抱えていくことは難しいかもしれません。
避難場所に到着しても、すぐにはフードが手に入らないことが考えられるため、ドライフードの小さいサイズやウェットフード数個の数日分を持っておくとよいでしょう。
防災備蓄に缶詰とドライフードどちらがおすすめ?
獣医師)缶詰は水分もとれますが、開封後に保存ができません。反対にドライフードは開封しても常温で保存ができますが、水分はほぼないので水が必要です。
――膀胱炎や結石を起こしやすい犬は備蓄に缶詰を持っておくとよいということもありますか?
獣医師)これはどちらでもよいと思います。水分摂取ができる点では缶詰がよいと思いますが、愛犬がいつも食べているものが適しています。
備蓄されたままフードの賞味期限が切れないように管理しましょう。
絶対に療法食を与えないとダメなの?
獣医師)療法食の備蓄が最も必要なのは、アナフィラキシーを起こす重度の食物アレルギーのコです。
今はこういったことも広く知られているので、アレルギーの犬向けの食事も物資で届くようになっているようです。
備蓄しておいた最低限を持参して、あとは物資が届くことを待つことになるでしょう。
まず飼い主さん自身が、治療で療法食が手放せない愛犬のために、備蓄を備えておくことが大切です。
療法食が必要な犬への備えについてご紹介しました。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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