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犬の「お姉さん座り」の注意点 病気が疑われるケースも?
みなさんの愛犬は、足を横に崩す「お姉さん座り」をしますか? 一見、かわいい座り方のようにも見えますが、もしかしたら病気が疑われるケースもあるようです。
この記事では、犬の「お姉さん座り」の注意点について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬が「お姉さん座り」をするのはなぜ?
犬が足を横に崩す座り方は、犬が単にラクに座っていたり、座り方の癖であったりすることが多いです。
この座り方をしているからといって、「絶対になにか病気がある」と判断できるものではありません。
ただ、獣医師も整形外科の病気を診断するときに「Sit test」というお座りをさせる方法を使うことも。
犬をお座りさせてその座り方を見て、「どの足が疑わしいのか」「どんな病気があるのか」などを判断する「手段のひとつ」とすることがあります。
たとえば……
などの問題を疑うことの一助となることがあります。(座り方のみで「この病気である」と判断するものではありません)
病気の診断は、ほかにも整形外科的な検査や歩行検査、レントゲン検査などを使って総合的に診断するので、座り方だけで診断をすることは難しいといえます。
愛犬の「お姉さん座り」を見たとき、飼い主さんがとるべき対応とは
以下のような症状に当てはまる場合は、注意が必要なケースもあります。
このような症状があれば、獣医師に相談したほうがよいでしょう。
また、小さいころから座り方がおかしく、普通に正しくお座りすることができない場合も、関節などを動物病院で一度チェックしておいたほうが安心です。
座り方を含め、愛犬の様子に異変がないか、飼い主さんは日頃からチェックしてあげてくださいね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
再構成/いぬのきもちWeb編集室
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