最近、愛犬を迎え入れたり、これから子犬を飼う予定のかたにぜひ知ってほしいのが、子犬を健康に育てるための生活のポイント。今回は特に”初めて飼い主さん”が知っておきたい、子犬の心身を大切にしながら健やかに育てる方法をご紹介します。
子犬は「1日16~17時間」の睡眠が必要
子犬を健康に育てるには、たっぷりの睡眠時間が欠かせません。生後3カ月前後の子犬は、1日のうちなんと16~17時間もの睡眠時間を必要としています。「寝る子は育つ」ということわざがありますが、子犬もたくさん寝ることで大きくなっていくのですね。
遊びすぎて睡眠時間が減らないよう注意を
気をつけてほしいのは、子犬を構いすぎて睡眠時間が短くならないようにすることです。「子犬とずっと遊んでいたい」という気持ちがあるかもしれませんが、子犬が眠そうなら寝かせておきましょう。
家族みんなで「体の成長のために睡眠時間を確保しよう」という意識をもって、子犬と接するようにしたいですね。
室温は「25度前後」になるよう管理して
子犬が家に来てしばらくは、室温を25度前後に設定するのがベスト。寒すぎたり暑すぎたりして子犬の体に負担を与えないよう、子犬がふだんいる場所の近くに温度計を置いて、こまめにチェックするのがおすすめです。
寝たあとの室温にも気をつけよう
とくに注意したいのは、夜に飼い主さんたちが寝たあとの室温です。冷暖房が切られると、子犬は寒さや暑さに耐えなくてはいけません。寝たあとのことも考えて、しっかり温度管理しましょう。
「ニュー・オーナー・シンドローム」に注意
新しい飼い主さんの家に来た子犬は、急激な環境の変化によって、不安やストレスを感じることもあるでしょう。中には元気がなくなり食べものを口にしなくなる犬や、下痢をしたり吐いたりする犬も。このことを「ニュー・オーナー・シンドローム」といいます。
一見元気そうな犬でも、家族が帰ってくるたびにハウスから出されて遊んでいると、心も体も疲労してしまいます。余計なストレスを与えないよう、子犬のことを気づかってあげましょう。
子犬が快適に過ごせる環境を整えて
このように、飼い主さんが気づきにくいこともありますが、構いすぎることで子犬の睡眠時間を短くしてしまったり、心身に負担を与えてしまったりすることがあります。
子犬は繊細な生き物です。そんな子犬を健康に育てるためにも、快適に過ごせる環境を整えてあげることが大切ですよ。
参考/「いぬのきもち」特別編集『子いぬと仲良くなる育て方 健康・お世話編』
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。