犬と暮らす
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「犬と暮らすことが向いていない人」の特徴とは? 獣医師が解説
この記事では、「犬と暮らすことが向いていない人」の特徴について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬と暮らすことが向いていない人の生活環境やライフスタイル
「犬は生き物ですし、単なる癒しの対象ではありません。パートナーとしてともに暮らすわけですから、単に言うことを聞かせておけばよいということではなく、犬の生活を大切にしなければなりません。
犬のいない生活であっても、職場と家の往復でせいいっぱいの生活の方は、そこに犬との時間をくわえるには、やはり時間的に厳しいと思います。
もし職場が犬を連れて行けるような環境になっていれば、仕事が忙しい方でも飼えると思いますし、犬も飼い主さん自身も楽しめるのではないでしょうか」
「そうですね。もし愛犬を留守番させるときに、自由に走り回ったりニオイを嗅いだりできて、かつ脱走の危険性がない安全な庭などで日中過ごすことができるのであれば、それもよいと思います。
そうでないと、飼い主さんがフルタイムで仕事をしている場合に、その時間を犬はひとりで留守番しなければならず、さらにそれが連日続いて我慢しないといけないとなると、犬もつらいですよね」
愛犬が毎日ひとりで留守番しなければいけない環境では、問題行動が見られることも
「夜は寝て、昼間もやることがないとなると、イタズラをしたり吠えたりしてしまいます。飼い主さんからするとイタズラや無駄吠えは問題ですが、犬だって何かをしたいのですから、当然のことです。
愛犬が何もすることがなく、日中はずっと留守番をさせてしまいそうであれば、犬を飼うかどうかを検討し直しましょう」
犬との暮らしが向いている人の特徴とは?
「家以外の仕事があってもなくても、寝る以外に犬との時間を確保できる方でしょう。職場と家の往復だけでも大変といった生活をしている人とは逆に、朝晩のごはんやお散歩以外にも、犬にとって十分に活動できる楽しみやコミュニケーションを与えることができるからです」
「現在犬を飼っているようでしたら、生活の見直しが必要です。朝晩のごはんとお散歩だけでなく、愛犬に昼間の時間をどう過ごさせてあげられるか、愛犬とどうコミュニケーションをとるかを、飼い主さんは考えてあげたいですね」
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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