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愛犬ともっと仲良くなるための「3つの声かけ」 注意ポイントは?
では、普段どんなことに気を付けて声をかけてあげるとよいのでしょうか?
「愛犬ともっと仲良くなるための3つの声かけ」と、「気持ちをしっかり伝えるための注意ポイント」を、獣医師相談室の先生にお聞きしました!
愛犬にどんな言葉をかけてあげたらもっと仲良くなれますか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「やはり大切なのは愛犬を“ほめてあげる言葉”ですね。
『グッド!』『いい子』『すごいね!』『かっこいいね』『えらい!』『すてきね』などのほめ言葉を、落ち着いた声でやさしくかけてあげることがとても大切です。
そのとき意識的に、目を細めて柔らかい表情をつくるようにすると、愛犬にも伝わりやすいでしょう。
初めはその声かけがいい言葉だということを愛犬は知りません。アイコンタクトをとりながらやさしく声をかけ、同時にご褒美をあげると言葉自体によい印象を持ってくれるようになっていきます」
獣医師:
「家族でひとつの言葉を統一して使用することで、混乱せず伝わりやすくなります。
褒める言葉を揃えることで、その後のしつけがスムーズに行えるようになるでしょう」
愛犬が不安を抱いているときには、どんな声かけが必要ですか?
獣医師:
「『大丈夫だよ』という声かけが必要でしょう。このとき大切なのは、普段から使う練習をしておくこと。
特に病院で使うことが多い言葉ですが、普段言われ慣れていないと、『大丈夫だよ』と言われても安心することはできません。
また、病院など不安を抱きやすい場所でばかり言われる言葉は、嫌な経験と結びつき、むしろネガティブな言葉に感じられて逆効果になってしまうことも」
獣医師:
「お家の中などの安心できる環境で、『大丈夫だよ』と声をかける練習を普段からしてあげましょう」
たくさん名前を呼んであげることで、より仲良くなれますか?
獣医師:
「笑顔で名前を呼んであげることは大切なコミュニケーションのひとつ。ですが、呼びすぎには注意です。普段から名前を呼びすぎていると、とっさの呼び戻しの際にもいつものことだと思い、無視をされてしまうことも」
獣医師:
「アイコンタクトができるようになると、名前を呼ばなくても優しく微笑んであげるだけで愛犬の気持ちが落ち着くようになります。
前を呼ぶ=価値のある言葉にするために、やたらと使用することは避け、必要なときに名前を呼んであげるようにしましょう。また、ほめ言葉が定着していれば、想いも伝わりやすくなりますね」
“声かけ”はやさしい表情で、日常的に
正しい声かけを行うことで、愛犬と今よりもっと仲良くなれるはずです。
文/いちのへ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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