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誰もが気軽に立ち寄れて、保護犬とふれあえるオープンな保護施設

ここでは、犬と、犬を取り巻く社会がもっと幸せで素敵なものになるように活動している方々をレポートします。

今回は、誰もが気軽に訪れることができる、犬の保護施設「わんだん邸」。犬の保護・譲渡のほか、動物愛護の啓蒙にも力を入れるその取り組みについて紹介します。
坂口絲子さん。2020年11月からわんだん邸で、親子でボランティア活動を始める。2021年8月より、わんだん邸の店長として、シェルターの企画、運営に携わる。写真右は、熊本から来た元野犬のチャオくん(1才)
坂口絲子さん。2020年11月からわんだん邸で、親子でボランティア活動を始める。2021年8月より、わんだん邸の店長として、シェルターの企画、運営に携わる。写真右は、熊本から来た元野犬のチャオくん(1才)

訪れた人が保護犬たちと自由にふれあうことができる

東京都の清瀬駅からすぐの場所にある保護犬シェルター「わんだん邸」。通常、民間や行政が運営する犬の保護施設に行く場合、予約が必要となりますが、ここには平日なら誰でも気軽に予約なしで訪れることができます。

このシェルターには、小型犬から大型犬までの保護犬10〜15頭が暮らしていて、訪れた人は自由にふれあうことができます。保護犬の譲渡を希望する人はもちろん、保護犬と遊んでみたい、という人も歓迎してもらえます。

わんだん邸は、動物愛護団体「NPO法人いぬねこプロジェクト」が運営する3つの保護シェルターのうちのひとつ。2018年11月、より多くの人たちに保護犬のことを知ってもらいたいと都内にオープンしました。
わんだん邸は商業ビル地下1階に
わんだん邸は商業ビル地下1階に
元はショーパブだった物件を改装してシェルターに。幸運にも大家さんが大の愛犬家だったそう
元はショーパブだった物件を改装してシェルターに。幸運にも大家さんが大の愛犬家だったそう

東日本大震災の保護活動を機に誕生した動物愛護団体

もともとNPO法人いぬねこプロジェクトが設立されたのは、2018年2月のこと。代表の渡邊裕樹さんが、東日本大震災で被災した動物たちの保護活動をしたことがきっかけでした。

「福島で行き場を失った犬や猫の保護活動をしていました。その後、東京に戻ると、関東でも飼い主さんに捨てられた犬、野犬の問題が数多くあることに気づき、保護活動は被災地に限ったことではないと思い、東京に動物愛護団体を立ち上げることにしたんです」と渡邊さん。

いぬねこプロジェクトが運営する3つのシェルターには、「店長」と呼ばれる責任者がいて、管理や運営を任されています。現在、わんだん邸の店長を務めるのは坂口絲子さん。
「昔から犬が大好きで、家の近くに動物保護施設があったら、ぜひボランティア活動をしたい、と思っていたんです。そんな折に、わんだん邸のシェルターがあることを知り、まずはボランティアスタッフとして、お手伝いをしたのが始まりです」と語る坂口さん。その後、先代の店長さんが辞めることになり、2021年年8月から店長に就任。
 
坂口さんには小学5年生のお子さんがいて、保護犬のお世話をすることが大好き。店長就任前から親子でわんだん邸でボランティア活動をしていました。
「娘が保護犬たちと上手にコミュケーションをとり、犬舎のお掃除などもてきぱきとこなす姿を見て、子どものころから動物のボランティア活動をすることは、とてもよい動物愛護教育になるな、と思ったんです」
シェルター内の中型から大型犬用の犬舎は、ボランティアスタッフみんなが木材を集めて手作りしたもの
シェルター内の中型から大型犬用の犬舎は、ボランティアスタッフみんなが木材を集めて手作りしたもの
現在、わんだん邸の保護犬の中心的存在となっている鈴蘭ちゃん(推定1才)。四国で捕獲された元野犬ですが、とても賢く活動的
現在、わんだん邸の保護犬の中心的存在となっている鈴蘭ちゃん(推定1才)。四国で捕獲された元野犬ですが、とても賢く活動的
次回は、わんだん邸が積極的に受け入れている子どもボランティアの活動についてご紹介します。

※保護犬の情報は2022年2月4日現在のものです。
出典/「いぬのきもち」2022年4月号『犬のために何ができるのだろうか』
写真/田尻光久
写真提供/わんだん邸
取材・文/袴 もな
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