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犬の「お口くさい!」は重篤な病気のサイン?気を付けたいポイントとは

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愛犬のお口はどんなニオイがしますか?
いつものドッグフードのニオイ?
それとも、食べたばかりの歯みがきガムのニオイ?
もし、思わず鼻をつまみたくなるような悪臭が愛犬の口から漂っているとしたら、それは病気のサインかもしれません。
とくに、ゴハンのあとだけにおうといった一時的なニオイではなく、常に悪臭がするといった場合には要注意。
深刻な病気が隠れている可能性もあります。

そこで今回は、愛犬のお口が「○○○のニオイ」というときに疑いたい病気についてご紹介します。

※この記事には症例写真が含まれますので、閲覧にはご注意下さい。

写真はイメージです。(撮影/佐藤正之)

ヘドロのようなニオイは、歯周病かも!

抜歯せざるをえない状態まで進行した重度の歯周病の症例。(症例写真提供/ノヤ動物病院)

歯垢や歯石を放っておくと、菌が繁殖して歯周病につながります。
悪化すると、口のニオイだけでなく、痛みを伴い、抜歯しなくてはならなくなることも。

口の中から、
「ドブのようなニオイ」
「ヘドロをかき回したようなニオイ」

がするときは、歯周病が相当進行しているサインです。

甘ったるいニオイは、血管と肝臓に関連する病気かも

甘ったるいニオイが口からするときは、「門脈体循環シャント」という病気が原因かもしれません。
門脈体循環シャントとは、消化管と肝臓をつなぐ「門脈」という血管に、異常な血管(シャント)ができて、肝臓での栄養の吸収や解毒が正常に行われなくなる病気です。
先天性と、肝疾患などが原因の後天性とがあります。
さらにこの病気は、口から甘いニオイがするほかに、低血糖発作やむくみなどの症状があらわれることも。
甘いニオイだから大丈夫などと勝手に判断せず、気になったら必ず動物病院へ連れていくようにしましょう。

血と膿が混ざったような強烈な腐敗臭は、悪性黒色腫が原因かも

口の中にできた悪性黒色腫。腫瘍は黒くないケースもあります。(症例写真提供/ノヤ動物病院)

悪性黒色腫とは、メラノーマとも呼ばれ、皮膚に比べて口の中にできると悪性度が高い腫瘍です。
口の中にできる腫瘍はほかにもありますが、悪性黒色腫は別格の不快なニオイがあるのが特徴。
歯周病を併発していることが多く、血混じりのドロっとしたヨダレが出ることもあります。
ニオイに限らず、口腔内の異変に気づいたら、早めの受診を心がけましょう。

オシッコ臭い口臭は、尿毒症の可能性が

写真はイメージです。

尿毒症とは、腎臓や尿管、膀胱、尿道などが外傷を受けたり機能不全になったりすることで、本来オシッコとともに排出されるべき老廃物や毒素が体じゅうに回ってしまう重篤な病気。
口からアンモニア臭がするのが特徴です。
口臭だけでなく、食欲不振や元気消失のほか、毒素が脳に回ってしまうと意識障害を起こす場合もあります。

いかがでしたか?
愛犬のニオイの変化は、愛犬に一番近い場所にいる飼い主さんが、いち早く気づいてあげたいもの。
とくにお口のニオイは、毎日の歯みがきの際に併せてチェックするようにすると◎。
愛犬の健康長寿のためには、ニオイチェックも重要と肝に銘じておきたいですね。


参考/「いぬのきもち」2021年6月号『「あれ?このニオイ何?」で気づく病気』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
症例写真提供/ノヤ動物病院
写真/佐藤正之
写真/Getty Images:MirasWonderland
文/h.taco

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