犬と暮らす
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愛犬が飼い主におもちゃを持ってきた…どうする? できれば避けたい「犬が悲しむ対応」
犬がおもちゃを飼い主さんの目の前に持ってきたとき、飼い主さんはどのような対応をしてあげるとよいのでしょうか? 対応によっては、愛犬を悲しませてしまうこともあるようです。
今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬が飼い主さんにおもちゃを持ってくる心理
——犬が飼い主さんにおもちゃを持ってくることがあります。どのような心理が考えられますか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「おもちゃを飼い主さんに持ってくるとき、『遊ぼう』『このおもちゃで一緒に遊ぼう』というお誘いをしているのでしょう。そのおもちゃを使って遊んであげれば、愛犬は喜ぶと思います」
——おもちゃを飼い主さんに渡すなどのアクションを見せる犬に、傾向はありますか?
獣医師:
「もともとおもちゃで遊ぶことが好きなコ、おもちゃで飼い主さんと一緒に遊ぶことを楽しいと感じているコでしょう。
持ってくるおもちゃの多くは引っ張りっこするような綱だったり、ボールやぬいぐるみなど投げて遊ぶような、飼い主さんと一緒に遊べるものではないでしょうか。
『飼い主さんと一緒に遊ぶことが楽しい』と記憶しているからこそのアクションですよね」
犬がおもちゃで遊びに誘ってきたときに、悲しませてしまう飼い主さんの行動
——愛犬がおもちゃを持ってきたとき、逆に悲しませてしまう行動はどのようなものでしょうか?
獣医師:
「悲しい気持ちにさせてしまうのは、やはり無視することではないかと思います。誘っても無視されてつらいのは、人間社会でも同じですよね」
——在宅勤務をしている飼い主さんなどは、「今は忙しいから相手にできない」という場合もあると思います。なにか工夫できることはありますか?
獣医師:
「忙しくて今は遊べないという理由があれば、頭をなでながら、『今は忙しいからあとで遊ぼう』くらいは声をかけてあげてほしいと思います。そして手があいたら、今度は飼い主さんから愛犬を誘って、おもちゃで遊んであげてくださいね。愛犬も喜ぶはずです」
愛犬からの遊びのお誘いはできる限り対応してあげて、楽しいコミュニケーションの時間にできるといいですね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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