日々のお手入れで愛犬の体と心の調子を整えることは、愛犬の健康寿命をアップさせることにもつながります。
そこで今回は、子犬~シニア犬までおすすめしたい、体と心のお手入れ法をご紹介。まずは、お手入れを始める前に知っておきたい、3つのルールから見ていきましょう。
体と心のお手入れを続けるための3つのルール
日々のお手入れは、愛犬はもちろん飼い主さんにとってもストレスなく続けることが大切です。そのためにはまず3つのルールを守りましょう。
①お互い気分が乗らないときはお休みしてもOK
「なんとなくやる気が出ない」は不調のサイン。あえてお休みすることが、結果的に健康につながります。お互いに無理をしないことが大切です。
②何事も楽しみながらやってみる
「お世話=義務」になってしまうと、愛犬も飼い主さんも負担に。「散歩は愛犬とのデートの時間」「昨日よりもきれいにオスワリできた」など、せっかくなら楽しみながらやってみましょう。
③愛犬の“調子がいい”を知る
愛犬には個性があり、体質や持病もそれぞれ。愛犬の体と心がベストの状態を知って、その状態をキープしてあげることを目標にしましょう。
愛犬にしてあげたい「体のお手入れ法」
こまめなブラッシング
ブラッシングは毛についた汚れや不要な毛を除去してくれます。また、空気がよく通るようになることで新陳代謝が上がり、地肌や毛の健康維持にもつながるでしょう。毎日こまめにしてあげることが大切です。
やさしくなでて手のぬくもりを伝える
犬は大好きな飼い主さんになでられると、リラックスして自律神経が安定しやすくなり、被毛にも光沢が出るようになります。手のひらをやさしく押し当てて、体温を伝えてあげましょう。
耳の汚れはコットンでふき取る
耳が垂れているタイプの犬は、特に耳の中がべたつきやすく、汚れも溜まりやすい傾向に。日頃から耳の色やニオイをチェックして、表面に出てきた汚れはコットンを使ってやさしくふき取ってあげましょう。
目ヤニが気になる場合はフードの見直しの検討を
目は傷つきやすいため、目ヤニを取る際には繊維の多いティッシュではなく、コットンを使いましょう。目ヤニや涙やけが多く見られる場合は、フードが合っていない可能性も。フードの種類を見直すのもひとつの手です。
大切な愛犬のための「心のお手入れ」
いつもの散歩に+5分で気分スッキリ
散歩は運動になるだけでなく、いい気分転換に。愛犬の気分が沈んでいるように感じたら、いつもより5分長くお散歩をしてあげるのがオススメ。また、ちょっとした遠出も気分をリフレッシュするのに最適です。
背中トントンで心を穏やかに
愛犬が落ち着いているときの鼓動の速さで、愛犬の背中を指先でトントンとやさしくたたくと、気持ちが落ち着きやすくなります。繰り返すことで、「落ち着いて」という合図にもなるでしょう。
1日5分でもOK!濃密な時間を過ごす
毎日5分でもいいので「大好きだよ」などといった声かけとともに、愛犬との濃密な時間を過ごしましょう。1対1で向き合うことで、飼い主さんのことがもっと好きになり、やる気もアップしていきます。
体と心を整えて健康寿命を延ばそう
心が不安定だと免疫力が低下して病気の引き金になったり、体調がすぐれないと気分もふさぎこみがちになったりします。愛犬の健康寿命をアップさせるためには、どちらか一方だけでなく、心身両方の調子を整えることが大切。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2020年7月号『“調子がいい!がず~っと続く!愛犬のカラダとココロにいいお世話』(監修:キュティア老犬クリニック 獣医師 佐々木彩子先生、英国APDT認定ペットドックトレーナー 獣医師 藤本聖香先生)
文/いちのへ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。