犬と暮らす
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愛犬の散歩中は注意が必要! 本当にあった恐怖の寄生虫エピソード
ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生にお話を伺いました。
寄生虫エピソード1)体についた黒いかたまりの正体は……⁉
知っておきたい!「マダニ」
かゆみなどはありませんが、吸血しているマダニを犬の体からとるときに、マダニの体の一部が皮膚に残ると皮膚炎になることが。寄生数が多いと、貧血を起こす犬もいます。
さらに、マダニが媒介する病気のひとつに重症熱性血小板減少症候群(SFTS)があります。人もマダニからの感染が報告されており、死亡例もあります。しっかりと予防薬で対策することが必須です。
寄生虫エピソード2)夜通しかき続ける愛犬、原因は意外な〇〇だった⁉
知っておきたい!「ヒゼンダニ」
激しいかゆみやフケ、脱毛、皮膚の赤みなどがおもな症状ですが、感染数が少ない場合は症状があまり出ないことも。そのため、寄生に気づかず、ドッグランに行ったり、ペット用カートに乗せたりして感染を広げることも! また、犬のヒゼンダニが人を吸血し、強いかゆみが起こることもあります。
検査では見つかりにくい寄生虫のため、症状から診断をつけ治療を進めることになります。愛犬のかゆがるしぐさが気になったら、獣医師に相談して早期発見を心がけましょう!
お話を伺った先生/ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生
参考/いぬのきもち21年8月号「本当に怖い寄生虫の話」
イラスト/香川尚子
文/melanie
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