犬と暮らす
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シニア犬が大好きだった食事の時間を嫌いになったら その対処法は?
犬が食事への興味がなくなる理由について、いぬのきもち獣医師相談室の先生に話を聞きました。
シニア犬が「食事への興味がなくなる」理由
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「通常、犬が食事を待ちわびるのは、空腹感や食事に対する意欲を強く感じているからです。
そういった点からみても、以前より空腹感を感じにくくなる状況があったり、食事に対する意欲が低下していたりすると、犬自身が楽しみだったご飯の時間を待ちわびなくなる可能性が考えられます。」
加齢や病気で空腹感や食への興味が薄れることも
獣医師:
「シニア犬の場合、加齢や運動量の低下などから、消化管の動きが若い頃に比べると活発でなくなります。この状況によっては空腹感を感じにくくなったり、食事に対する意欲が低下することが考えられます。
また、空腹感を感じ、食事に対する意欲はあっても、加齢に伴い視覚や聴覚が衰えることで、食事の支度をしてもらっている状況に気がつかないこともあるでしょう。
他にも、消化管や内臓の病気が原因で、食事に対する意欲の低下がみられることがあります。」
愛犬の「食」に変化がみられたら獣医師に相談を
獣医師:
「愛犬が食事に対して待ちわびなくなるなど、行動に変化がみられたときは、体調不良の可能性がないか、まずはかかりつけの獣医師に相談をしましょう。その上で、食事を受け入れやすくなるような工夫をしてあげるとよいと思います。
もし、愛犬の消化が遅いと感じたら、食事の時間や回数、一回に与える量を見直してあげるのもよいですね。」
愛犬の「食」の変化に気が付くためにも、日頃から体調や行動などを観察することを心がけましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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