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7才を過ぎてもできる!プロが伝えるシニア期からの吠え・噛みグセ対処法 

「しつけは子犬の時期だけ」と思っている飼い主さんもいるかもしれません。でも、大丈夫。犬が年をとるほど時間はかかるかもしれませんが、新しいことも覚えられますし、困った行動を直すこともできます。

実際、しつけインストラクターの戸田美由紀先生は、食事の準備中に吠えがなおらなかった12才のマルチーズや、かまって吠えがしつこい10才のビーグルの吠えグセを見事改善させてきました。
今回はそんなプロのテクニックをご紹介。「今さら……」「どうせできない」という方もぜひチェックしてみましょう!
成犬からでも困りごとは直せます!
成犬からでも困りごとは直せます!

チャイム吠え、コレで改善!

「愛犬はチャイムに一度吠え始めると、なかなか落ち着かずに来た人が帰るまで吠え続けます。チャイムを何回も鳴らして練習してみてもダメでした……」

とはよくあるお悩みですが、チャイム吠えは飼い主さんがあわてて対応することが原因のひとつ。これによって「チャイムは騒ぐ合図」と愛犬に思わせるからです。
チャイムの音を変えたり、鳴らさないようにしてもらうのが有効ですが、難しいなら下記の方法を試してみて。
吠えは心臓に負担をかけ、ストレスもかかるため、せめて吠える回数を減らせるよう努力しましょう。

1.チャイムの音量を下げる

チャイムの音が大きいと犬が反応しやすくなり、激しく吠えることにもつながります。音量を下げるだけでも反応が薄れ、吠えないか、もしくは少し吠える程度でおさまるかもしれません。

2.あわてずゆっくり玄関に出る

大きな声で返事をするだけでも、愛犬を興奮させるひきがねに!
大きな声で返事をするだけでも、愛犬を興奮させるひきがねに!
チャイムが鳴ると、多くの飼い主さんは「急いで出なくっちゃ!」と思い、「はーい!」と大声で言ったり、急いでインターフォンに駆け寄りがちです。
そのあわただしさが愛犬の興奮をあおることにつながってしまうので、チャイムが鳴っても黙ってゆっくり立ち上がり、インターフォンや玄関までは落ち着いた態度で向かいましょう。バタバタするのもNGです。

3.愛犬をハウスに入れる

来客がある前に、ハウスへ入れておこう
来客がある前に、ハウスへ入れておこう
来客の姿を見ると「怪しい人が来た!」と思ってますます吠えるため、愛犬はあらかじめハウスに入れておくなどして玄関に行かせないようにするのもひとつの手。
フードかおやつをハウスの中に何粒か投げ込み、愛犬をハウスの中に誘導したあと、フードに夢中にさせておけば、来客への関心が薄れて吠えにくくなります。
もし愛犬がハウスを嫌いな場合は、柵を置いたり、玄関に通じるドアを閉めたりして、せめて玄関に行かせないようにしましょう。

ちなみに、来客の姿を見せたほうが早く吠え止むタイプの犬もいるので、そういった犬の場合はあえて来た人を見せる方法もアリです。
柵をして玄関に行けないようにしておくのも手
柵をして玄関に行けないようにしておくのも手

噛みグセ、これで改善!

例えばお手入れなど、嫌なことをされると急に噛むことがある……などもよくあるお悩みです。飼い主さんが出血してしまうほど本気で噛むような、いわゆる「本気噛み」を完全に直す方法はないので、これ以上噛まれないような接し方をしてやり過ごす方法がベター。

とくに年をとると頑固さが出て、「イヤなことは嫌!」と噛んで抵抗しやすくなるため、愛犬が嫌なことは極力しないように心がけるとよいでしょう。

1.触るときはひと声かける

「触るよ~」とひと声かけてから触れよう
「触るよ~」とひと声かけてから触れよう
愛犬が寝ているときに触ったり、触られるのが苦手な場所を触ったりすると、びっくりして噛まれることがあります。愛犬が無防備なときほど気をつかい、愛犬を触るときは「触るよ~」などと声をかけて注意をひいてから触るのがよいでしょう。寝ている間はむやみに触らないことも大切です。

ちなみに、「前は大丈夫だったのに、触ると噛むようになった!」というような場合は、体のどこかが痛いなどの不調が考えられるので、動物病院で診てもらいましょう。

2.おやつを与えながら触る練習をする

おやつで気をひきながら触ってみよう
おやつで気をひきながら触ってみよう
シニア犬になると動物病院に行く機会が増え、体を触られることも増えます。
触られることに慣れさせておいたほうが、愛犬のストレスを軽減できますので遊び感覚で練習するとよいでしょう。

ジャーキーやガムなど、かじったりなめたりできるおやつを愛犬に与えながら、最初は愛犬が触られても比較的平気な部分を触り、徐々に先端など苦手な部位を触る方法がおすすめです。ただし、おやつを守って攻撃的になる犬にはやらないでください。

しつけ直しは愛犬の刺激にもなる!

脳への刺激で認知症予防にも!
脳への刺激で認知症予防にも!
いかがでしたか?

年をとってからしつけをしたら、愛犬に負担をかけるのではと心配する飼い主さんもいるかもしれませんが、健康な犬であれば、しつけが負担になるというより、動いたり考えたりすることが愛犬の刺激になって、脳も活性化するでしょう。

ただし、吠えグセ直しで飼い主さんが無視するような対策を行うと、愛犬が「なんで無視するの!?」と思い、吠えグセがいったん悪化することがあります。
長時間吠えさせてしまう可能性も出てくるため、とくに持病がある犬などは先に獣医師に相談し、無理はさせないほうがよいでしょう。
参考/愛犬との暮らしをもっと楽しむ『いぬのきもち』2016年2月号「7才過ぎてもできる 奇跡のしつけ」特集(監修:日本動物病院協会認定しつけインストラクター 戸田美由紀先生)
写真/殿村忠博
文/影山エマ
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