犬と暮らす
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愛犬の体調不良になったら、診察時に役立つ「獣医師へ伝えるとよいこと」
今回は、診察に役立つ獣医師とのコミュニケーションについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生に話を聞きました。
愛犬が体調不良を起こしたら観察することが大切
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「例えば、いつからどんな症状の体調不良があるのか、心当たりはあるか、下痢や嘔吐がある場合は、その時間と回数の記録であったり、食事の内容と量、与えた時間、散歩の有無などを具体的に伝えることが大切です。
他にも、食欲や元気があるか、尿や便はいつも通りか、体をかゆがったり執拗に舐めているところはないかなども伝えるよいでしょう。」
尿や便も診断のヒントになる
獣医師:
「健康診断を行う際には必ず尿と便を持参しましょう。その他では、食欲不振や嘔吐下痢などの消化器症状があったり、何度もトイレに行きたがる場合は持参するとよいです。
シニア犬の場合は、症状がなくても尿や便を調べてもらうと、病気の早期発見につながるかもしれません。」
スマホで撮影をする方法も
獣医師:
「スマホなどで愛犬の様子を撮影するのはよいアイデアです。
例えば、てんかん発作や痙攣などは、診察中に症状がみられることがほぼないため、どのような発作なのか実際の画像などがあるとよいでしょう。
他にも、皮膚のできもののある場所や嘔吐物、下痢の様子など、言葉で言い表すよりも画像があると確認がスムーズです。」
日頃から愛犬の体をよく観察しよう!
獣医師:
「日々の排泄や食欲、飲水量、散歩時の歩き方、呼吸の速さなど、健康時の様子を把握しておくと、異常が発見しやすいです。
また、スキンシップやブラッシングを行うことで、皮膚病やできものなどに早く気が付くことができるでしょう。」
愛犬が体調不良を起こしても、まずは慌てずに様子を観察し、その状態を獣医師に伝えることができると診察に役立ちます。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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