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犬の耳掃除のNG例は? 正しい方法を知って愛犬をケアしよう!

普段すすめている愛犬へのお手入れ。実は犬の体をきちんと理解していないと、かえって愛犬の健康に悪い影響を与えてしまうことがあります。

今回は犬の耳掃除について、正しいやり方とNGな方法を獣医師の石田陽子先生に教えていただきました。

犬の耳の構造ってどうなっているの?

大きなお耳の茶豆ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
人の耳道は水平になっていますが、犬の耳道はL字状になっています。いわゆる耳の穴である外耳孔から下に向かってL字形の外耳道につながり、その奥に鼓膜や中耳、内耳、耳管などの器官が存在しているのです。

外耳道の皮膚の下には耳道腺とよばれるものがあり、ここから排出される分泌物などが、いわゆる耳アカになります。人ほどの量は出ないといわれているため、耳アカが目立つようなら病気が原因となっているおそれも。

犬の正しい耳掃除の方法は?

犬の耳掃除の正しいやり方
参考・写真/「いぬのきもち」2021年9月号『カンチガイばかりのお手入れは病気の原因に! 体のしくみを見てわかるお手入れ』
先述したように、耳アカが増えたときは外耳炎など病気のサインのこともあります。
早期発見のためにも毎日耳の穴をチェックし、汚れていた場合は、水かイヤーローションを含ませたコットンで、表面だけをやさしくぬぐってふき取ってあげましょう。
このようにお手入れをしてもまたすぐに汚れが目立つ場合は、動物病院で受診してください。

ありがちな耳掃除のNGポイント

犬の耳掃除に綿棒はNG
参考・写真/「いぬのきもち」2021年9月号『カンチガイばかりのお手入れは病気の原因に! 体のしくみを見てわかるお手入れ』
犬の耳道はL字状になっているため、綿棒で耳掃除をすると耳アカを奥に押し込み、外耳炎などの病気の原因になってしまうことが。
そもそも犬は人ほど耳アカが出ないため、奥まで掃除する必要はありません。綿棒も使わないほうがよいでしょう。

乾いたティッシュで拭くのもNG

犬の耳掃除に乾いたティッシュもNG
参考・写真/「いぬのきもち」2021年9月号『カンチガイばかりのお手入れは病気の原因に! 体のしくみを見てわかるお手入れ』
耳アカや汚れを取ってあげようとして、ついティッシュでこすってしまう飼い主さんも少なくありません。しかし、犬の耳の中の皮膚はとても繊細。
乾いているティッシュは意外と繊維がかたいため、こすると皮膚を傷つけてしまうこともあります。
乾いたティッシュも、犬の耳掃除に用いるのはやめましょう。
お手入れは繰り返し行うものなので、愛犬に痛みや不快感を与えないことが大切です。犬の体の構造を理解したうえで、愛犬の健康管理をしてあげてくださいね。
お話を伺った先生/獣医師 「石田ようこ犬と猫の歯科クリニック」院長 石田陽子先生
参考・写真/「いぬのきもち」2021年9月号『カンチガイばかりのお手入れは病気の原因に! 体のしくみを見てわかるお手入れ』
文/kagio
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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