犬と暮らす
UP DATE
どうしてわかるの?犬が飼い主を判別する方法
犬は飼い主や家族、そうでない人のことをどうやって判断しているのでしょうか。
いぬのきもち獣医師相談室の先生に「犬が飼い主を判別する方法」について聞きました。
犬は飼い主や家族を識別できる
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「感覚全般で飼い主や家族を判断しているのでしょう。人間でも見ため、声、ニオイ、気配といった色々な情報で相手を識別していますが、それと同じで聴覚、嗅覚、視覚などから識別しているのだと思います。
ですが、たまに犬が知らない人に近寄った後に、間違っていることに気がついて慌ててしまうこともあります。」
飼い主を判別する情報①聴覚
獣医師:
「音を情報として違いを認識しているのでしょう。犬の音を感じるシステムは人間と同じですが、拾うことのできる音域が違うのだと思います。
例えば、靴が変われば誰かわからないのでは?と思うかもしれませんが、靴の音が変わっても犬は人間を判別しているようです。」
飼い主を判別する情報②嗅覚
獣医師:
「人間でも、赤ちゃんのニオイや汗臭いニオイ、脂っぽいニオイなどはわかると思いますが、嗅覚に優れた犬たちは、これらの情報をもっと細かく分析し、判断していることでしょう。」
飼い主を判別する情報③視覚
獣医師:
「その人の見た目で判断しているのでしょう。例えば、マスクやめがねをつけた飼い主を見たことがない犬は、違う人だと認識して吠えることがあるので、顔のパーツ全体を見て確認していることが推測できます。
ただし、顔が見えていない場合、足元だけを見て犬が判断していることもありますし、目が見にくくなれば視覚以外の情報を合わせて判断しています。」
犬は、私たち人間が想像する以上に聴覚・嗅覚・視覚などの感覚や優れた能力を生かして飼い主を認識しているようですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
UP DATE