愛犬のために一生懸命お世話しているつもりでも、その頑張りが知らないうちに愛犬のストレスになっていることがあるかもしれません。
頑張る飼い主さんがやりがちな、犬にストレスを与えてしまう接し方を紹介します。
ふだんの穴埋めに、連休中は思いっきりかわいがる
「ふだんは留守番が多いぶん、まとまった休みで挽回しよう」と思っていませんか。
かまってもらえる連休中は愛犬も嬉しいのですが、連休が終わったあとは、なんだか寂しい気持ちに。休みの日にかまってもらえたぶん、落差でストレスを与えてしまいます。
連休の過ごし方をこう変えよう!
ふだんとの差を少なくするため、連休最終日などはかまいすぎないようにしましょう。かまってあげる時間を半分程度に抑えつつ、ただ愛犬のそばで過ごす時間を楽しむ方向へシフトしてみて。
常に愛犬を楽しませようと張り切る
愛犬を楽しませたいからと、片時も離れずに頑張りすぎていませんか。素晴らしい心がけではあるのですが、やりすぎると愛犬が飼い主さんに依存してしまい、いないと不安を感じるように。ストレスから、分離不安ぎみになることもあるのだそう。
ふだんの過ごし方をこう変えよう!
愛犬がひとりで過ごす時間を与えることが大切です。おやつが入ったゴム製おもちゃなどを与えると、飼い主さんが目を離している時間も楽しく過ごせるでしょう。
誕生日などのお祝い事の日は、特別に優しくする
愛犬の誕生日や記念日に気持ちが緩んで、ふだんはダメなことも特別に許していないでしょうか。日によって接し方が変わるのは、愛犬を混乱させるだけ。混乱することにより、ストレスを感じることだってあるのです。
特別な日も気を引き締めよう!
例え記念日であっても、ダメなことを特別に許可してはいけません。ふだんのルールと変えずに、ダメなことはダメとしつけていきましょう。
しつけに厳しい家族がいるからと、自分だけ優しくする
しつけに厳しい家族がいると、ついつい愛犬をかばってあげたくなるかもしれません。しかし、家の中で「叱る役目の人」と「優しくする役目の人」ができてしまうのはNGです。家族によって接し方が変わるのは愛犬を混乱させ、ストレスの原因につながります。
家族で接し方を揃えよう!
家族内で共通のルールをつくり、全員の接し方が変わらないようにしましょう。ただ、厳しい接し方をすると犬に嫌われる傾向があるので、注意が必要です。
愛犬との接し方に、思い当たるものはありましたか?ご紹介した例も参考に、ふだんの行動を見直してみてはいかがでしょうか。
参考/「いぬのきもち」2018年10月号『飼い主さんがよかれと思っていたことが、じつは愛犬を苦しませていた!? 意外なストレス30』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生、獣医師 ぬのかわ犬猫病院中田分院院長 石田陽子先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※犬によってストレスの感じ方は異なります。ご紹介しているストレスは、あくまでも一例です。