犬と暮らす
UP DATE
人によって指示が違うと犬が混乱…。家族で決めたい愛犬と暮らすルール「室内編」
今回は、いぬのきもち獣医師相談室の先生に「犬と暮らす室内のルール」について話を聞きました。
犬と暮らす際には家族でルールを決めると◎
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「個体差はあるものの、犬はとても忠実で利口な生き物なので、人間の指示をきちんと覚えることができます。
そのため、家族みんなが同じ行動に対して同じ指示をしなければ、犬が混乱してしまいます。
また人にとっても、同じルールで生活していれば、利点も欠点も共有できるので、より家族と犬との絆は強いものになるでしょう。」
――ルールを作るのは成犬になってからでも大丈夫ですか?
獣医師:
「子犬でも成犬でももちろん可能です。成犬の場合は、もともと身についた生活習慣を改善する必要があるため、したり、しなかったりという接し方は犬の混乱を招いてしまうので気をつけましょう。」
犬と暮らす際に決めておきたい室内のルール①犬が入れる場所
獣医師:
「まずは、入ってよい場所とダメな場所をきちんと決めておきます。
例えば、キッチンはNGとしているのに、ある人はOKにしてしまうと、犬は入れるものと思って入ろうとしたり、ドアや扉を破壊しようとしたりするかもしれません。
『ここは犬OK』『ここは犬NG』など、はっきりとした共通のルールを作ることが必要です。」
犬と暮らす際に決めておきたい室内のルール②食べ物の与え方
獣医師:
「おやつやごはんのルールは一番大切ですね。犬は基本的に人が与える物はなんでも口に入れてしまいます。
犬が一度食べ物をもらうことで、自分のフードではなく人からもらえるものを待ってしまうなど、思っている以上に執着してしまう場合もあるでしょう。
人が食べているときに、誰かが"一口ぐらいなら"と人の食事から物を与えてしまうと、次からは必ずもらえると思って犬のおねだりがはじまります。
おやつは、いつ、何を、だれが、どれだけあげるかをしっかり決めておきましょう。」
愛犬を混乱させないためにも、犬と暮らすルールを家族で決めておくことは大切ですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
UP DATE