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乳製品で全身真っ赤、抗生物質で点滴治療に…!? 知らないと怖い「犬の隠れアレルギー」のこと

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昔とは生活環境が変わってきたことに伴い、犬でもいわゆる「現代病」と呼ばれるものが増えています。なかでも注意したいのが隠れアレルギー
これは、今はアレルギーの症状が出ていなくとも、体内でアレルギーになる準備が進んでいるグレーゾーンの状態のこと。どんな原因で隠れアレルギーになってしまうのか、詳しく見てみましょう。

イラスト/山村真代
イラスト/山村真代

体内で免疫物質が増えるとアレルギーになる!

イラスト/山村真代
イラスト/山村真代

体に入ってきたもののうち、「異物」と判断したものを体内から追い出す働きが免疫です。この免疫機能のうち、アレルギーにかかわっているのが、血液中の成分「IgE」と白血球の仲間「リンパ球」。異物と認識したものが体内に入るたび反応し、増殖します。
これらが一定量に近づいたり超えたりするとアレルギー症状が出ますが、症状が出るまでの間は体内で静かに増えていくので、気づきにくくなってしまいます。

地球上のすべてのたんぱく質が原因になる!

イラスト/山村真代
イラスト/山村真代

生物や植物などは水、たんぱく質、脂質などからつくられています。なかでもたんぱく質には多くの種類があり、種類によっては強く反応してしまい、アレルギー症状を起こしやすいものもあります。

たとえば鶏肉や牛乳、カビやダニに含まれているたんぱく質など、人も犬もアレルギーの原因となるもの(主要アレルゲン)は共通している場合が多いです。アレルギー体質の犬は症状を出すたんぱく質(アレルゲン)の種類も多いので、注意しましょう。

食物アレルゲンになりやすいもの

「隠れアレルギー」は、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)の種類によって「食物アレルギー」と「環境アレルギー」の2種類にわけられます。食物アレルギーは、肉・魚・卵など、食べたものが原因で症状が引き起こされます。食物アレルゲンになりやすいものとしては下記が挙げられます。

【肉】
・牛肉
・豚肉
・鶏肉
・羊肉
・あひる肉

【卵】
・卵白
・卵黄

【乳】
・牛乳

【穀物】
・米
・小麦
・大豆
・とうもろこし
・じゃがいも

【魚】
・鮭
・たら
・なまず
・ししゃも

『いぬのきもち』読者のなかには、鶏肉アレルギーの犬で肉球や口まわりが真っ赤になってしまったり、乳製品アレルギーの犬がアレルギー性皮膚炎を発症し、膿皮症を併発してしまった例もありました。

環境アレルゲンになりやすいもの

環境アレルギーは、花粉やハウスダストなど、生活環境が原因で引き起こされるアレルギーです。環境アレルゲンになりやすいものとしては、下記が挙げられます。

【節足動物】
・ヤケヒョウヒダニ
・コナヒョウヒダニ
・ノミ
・蚊
・ゴキブリ

【樹木】
・スギ
・シラカバ
・ハンノキ

【カビ】
・アスペルギルス
・アルテルナリア
・クラドスポリウム
・ペニシリウム

【雑草】
・ヨモギ
・オオブタクサ
・アキノキリンソウ
・タンポポ
・フランスギク

【牧草】
・カモガヤ
・ハルガヤ
・オオアワガエリ
・ホソムギ
・ギョウギシバ

【その他】
・金属
・ゴム
・薬
・ワクチン

『いぬのきもち』読者のなかには、抗生物質アレルギーの犬が2日間ステロイド点滴をすることになってしまったり、トリミングの際のバリカンで金属アレルギーを発症し、顔周りが真っ赤になってしまった例も。


このように、ありとあらゆるものがアレルギーの原因物質となることがあり、それは人も犬も変わりがありません。愛犬が体をかゆそうにしていたり、皮膚に赤みがあるなど、気がかりなことがあればすぐにかかりつけ医に相談してあげてくださいね。

参考/『いぬのきもち』2018年9月号「隠れアレルギー」特集(監修:獣医師・獣医学博士・動物アレルギー検査株式会社代表取締役社長 増田健一先生)
イラスト/山村真代
文/影山エマ

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