一緒に暮らしているとよく目にする、愛犬のいろいろなしぐさ。今回は、犬が飼い主さんに見せている「うれしいしぐさ」をいくつかご紹介します。目の前で愛犬が見せているしぐさにあてはまったら、それは「大好き」のサインかも!?
ペットドッグトレーナーの藤本聖香先生にお話を伺いました。
口元をゆるめて目を輝かせる
遊んでいるときや飼い主さんといるときなど、「わーい!」「楽しい!」「うれしい!」「大好き♡」といった、幸せな気持ちのときに見せるしぐさです。しっぽや耳の状態は状況によって差がありますが、顔や体に緊張感はなく、舌を出していることもあります。
しっぽを高く上げてお尻ごとブンブン振る
しっぽをつけ根から回すように振るしぐさは、「やった~!」「楽しい!」「大好き♡」「うれしい!」といった、うれしさや楽しさの表れです。しっぽの短い犬でも、お尻をくねくねと振っているように見える場合は、同様の気持ちを示しています。
寝転がって相手におなかを見せる
全身の力を抜いておなかを見せるのは、信頼している相手にだけ見せるしぐさです。「かまって~」「なでて~」「大好きだよ」といった意味合いがあります。
相手の顔や手を何度もなめる
相手に対してのあいさつとしてや、「大好きだよ!」といった、親愛の情を伝えたくてなめています。また、相手との無駄な争いを避けたいと思って、相手の口元をなめることもあります。
お尻をくっつける
愛犬が自分の背中やお尻を飼い主さんに密着させてくるのは、そうすることで安心できるからです。信頼できる大好きな人に対してだけ見せるしぐさです。
行動をたくさん観察すれば気持ちもわかるように!
犬の性格やその時の状況によってはここで紹介しているものとは違う感情を抱くこともあります。
感情のいだき方は犬によっても差がありますが、ふだんから愛犬に関心を持って接し、よく観察すれば、「こうするときはこう思っているのかも」と細かい気持ちをくみとれるようになれるでしょう。気持ちを理解して、お世話やお互いの関係性向上に役立てましょう!
今回は、犬が飼い主さんに見せているうれしいしぐさをいくつかご紹介しました。表情や体を使って、気持ちを表現してくれる犬は愛おしいですよね♪ 日常のコミュニケーションにぜひ役立ててください!
お話を伺った先生/獣医師 英国APDT認定ペットドッグトレーナー Canine Relationz主宰 藤本聖香先生
参考/「いぬのきもち」2020年6月号『360度いぬのこと大調査!第3章早見表にしました! きもちがわかる!いぬのしぐさ35』
文/カガ美五葉
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。