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愛犬と意思疎通♪ 犬に伝わりやすい「言葉づかい」のコツを伝授!

しつけやコミュニケーションに必要な、愛犬への声がけ。
しかし、人に対してするような声のかけ方や言葉づかいだと、犬はうまく理解できないかもしれません。愛犬と意思疎通を深めていくために、しっかりと伝わる声のかけ方・言葉づかいのコツを、確認しておきましょう。
獣医師の増田宏司先生にお話を伺いました。

声がけは「短い言葉」をチョイス!

チワワのてまりちゃん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は、長い言葉や文章を理解することが苦手。そのため、犬に対しては短くて発音しやすい言葉を選ぶのがベストです。
「わたしがいちばん意識しているのはこれ以上分解できないくらい言葉を短くすることです。たとえばフセのことは“セッ”と伝えています」(増田先生)

その他、短くする言い換えの例はこちらです。
・よくがんばったね!→イイコorグッド
・ちょっと落ち着いて→マテ
・何でこんなことするの→ダメ

言葉はゆっくり&ハッキリを意識する

柴のふくまろくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬に話しかけるときは、人に話しかけるよりもゆっくりとしゃべり、そしてハッキリと発音するようにするのが基本です。これを意識して繰り返せば、愛犬は「この人は自分に何か言っている」と、理解するようになってくれるでしょう。

言葉づかいは家庭内で統一する

Mixのクレムくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
家庭内でコマンドの統一をしていないと、愛犬が混乱してしまう原因になります。例えば、家庭内に「オスワリ」という人と、「スワレ」という人がいる、などです。
同じ言葉を繰り返して使うほうが、愛犬の記憶に残りますし、意味も伝わりやすくなります。

コマンドは英語がいい理由

よく、「コマンドは英語がいい」といわれますが、「シット(スワレ)」や「カム(オイデ)」など、普段使いしない言語にすると、人同士の会話で出てくることがほとんどないため、愛犬が混乱せず、覚えやすくなるというメリットが。
また、家庭内での統一も英語にするとやりやすくなるので、おすすめです。

愛犬に伝わりやすい音程を探す

チワワのモモくんたち♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は、単語の意味だけでなく、言葉に乗った感情を読み取ることができるといわれています。
たとえば、うなり声を連想させる低い声で「マテ」というと、抑制すべきシチュエーションなのだと理解して、指示が通りやすいことがあるなどです。

ただ、犬によって伝わりやすい音程は違うため、愛犬にベストな音程や言い方は何なのか、飼い主さんが実践しつつ探ってあげるといいですね。

音で気を引かせてから言葉を伝える

パピヨンのチロルくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬に何かを伝える際は、愛犬にこちらを向かせてから言葉を伝えると、より伝わりやすくなります。クリッカーや指パッチンなど、「この音を出すと愛犬が必ずこっちに注目する」という方法をひとつ見つけておくといいでしょう。
犬は一般的に、200以上の単語を覚えることができるといわれています。今回ご紹介した、伝わりやすい話し方や言葉づかいを駆使して、愛犬との意思疎通を深めていきたいですね。
参考/「いぬのきもち」2021年11月号『祝!いぬの日。 今月は、愛犬とキズナを深めるスペシャルエディション! もっとずっと仲よく暮らしたいから 愛犬と以心伝心』(監修:獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授 増田宏司先生)
文/higarina
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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