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犬版の人間ドック?! 定期的に「ドッグドック」を受けよう!

犬は不調を言葉で伝えることができないため、実は見えない病気が隠れているかもしれません。愛犬の不調にいち早く気付くためにも、定期的な健康診断が大切です。
今回は、獣医師の南直秀先生に教えていただいた、犬版の人間ドック「ドッグドック」についてご紹介します。

ドッグドックとは?

散歩中の柴犬くるみちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ドッグドックとは「犬版の人間ドック」で、総合的な健康診断のこと。検査内容は麻酔を使わないものを中心に、人間ドックと同じようなものを行います。
一般的な検査項目であれば、体への負担はほとんどありませんが、動物病院が苦手なコや長時間じっとしているのが苦手なコにとっては負担を感じるかもしれません。
不安がある場合は、かかりつけ医に確認するといいでしょう。

ドッグドックを受ける年齢や頻度

散歩中のトイプードルCEAMPIくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ドッグドックは、若いうちから定期的に受けるのがおすすめですが、幼すぎると関節が形成しきれていないことがあるため、エックス線検査を受けても正確な結果が出ないことがあります。そのため、小型犬の場合は生後10ヵ月頃、中・大型犬の場合は1才頃からを目安にするといいでしょう。

ドッグドックを受ける頻度は、若い犬の場合であれば、年に1~2回程度が一般的です。小型犬は5~6才、中・大型犬は4~5才に差しかかった頃から年2~3回にするなど、年齢に応じて回数を増やしてもいいでしょう。
しかし、腫瘍ができやすい犬種や、持病がある犬などの場合は、若いうちでも年2~3回受けておくと安心です。

おすすめの項目や金額について

カメラ目線のチワワのうるる丸くん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
動物病院によって異なりますが、検査項目は以下のようなものが一般的です。
  • 身体検査
  • 血液検査
  • ウンチ・オシッコの検査
  • 胸とおなかのエックス線
  • おなかのエコー検査

そのほかにも、歯磨きに不安がある場合は歯の検診、目の病気になりやすい犬種の場合は眼科検診を追加するなど、愛犬に合わせてオプションを追加するとより安心でしょう。

金額についても動物病院によって異なりますが、2~3万円台としている病院が多いようです。普通に検査を行うと4~5万円程度かかるところ、ドッグドックとしてまとめて検査を行うことで、金額を抑えられる場合が多いのだそう。
1万円以下でドッグドックを受けられる病院もあるようですが、検査項目の数は病院によって違うため、事前に確認しましょう。
近年は獣医学が進歩し、どこの動物病院でも同じような検査を受けられるようになりましたが、アレルギーや免疫系など、それぞれの得意分野に合わせた検査を取り入れている動物病院もあるようです。
愛犬に合った検査を受けていきたいですね。
お話を伺った先生/東京動物医療センター副院長 南直秀先生
参考/「いぬのきもち」2021年11月号『編集長のリアル体験レポートつき いくらかかるの?どんな病気がわかる?みんなの「知りたい」を丸ごとレポート! ドッグドック 犬の健康診断を受けてみよう』
文/hare
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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