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愛犬を「がん」にしないために…飼い主さんにできる予防と早期発見のポイントとは?

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獣医学が進歩して犬も長寿になり、「がん」は犬にも身近な病気になりました。いまやがんは、犬の三大死因のひとつであり、死亡原因のトップでもあります。
がんを100%防ぐ方法は、残念ながらあまりありません。そのため、早期発見・治療がとても大事。今回は、愛犬とのスキンシップや健康診断をより効果的に行うためのコツを獣医師の堀川歴央先生にお聞きしました。

イラスト/フジマツミキ
イラスト/フジマツミキ

【予防】避妊・去勢手術で特定の腫瘍を予防できます

避妊手術で防げるのは、乳腺腫瘍や卵巣腫瘍です。
乳腺腫瘍はメスに多い腫瘍で、そのうち50%程度が「がん」です。避妊手術を早い時期にするほど予防効果が高いため、かかりつけ医と相談し、体の成長具合を見ながら早めに手術を行いましょう。一方、オスは、去勢手術で精巣腫瘍や肛門周囲腺腫を防げます。若いうちに去勢手術を検討しましょう。

イラスト/フジマツミキ
イラスト/フジマツミキ

【早期発見】がんを発症しやすい犬種は、とくに体調管理をしっかりと

がんは、どの犬にも発症しますが、遺伝的にがんの発症率が高い犬種も。ゴールデン・レトリーバーといったレトリーバー種、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、柴などは好発犬種です。日ごろから健康管理に気をつけ、あらかじめがんにくわしい動物病院を調べておくのもいいでしょう。

【早期発見】がんが増えるのは7才から。7歳以降の健康診断は画像診断も行いましょう

シニア期に入る7才ごろから、がんの発症率が上がります。7才以降の健康診断では、超音波検査やエックス線検査も行い、内臓に腫瘍がないかをチェックするようにしましょう。「初期のがんでは、血液検査の数値に異常が出ないことも多いため、画像診断が有効です」(堀川歴央先生)。

【早期発見】がんは触って発見できるものが半分以上。日ごろのスキンシップで体じゅうを触りましょう

しこりやデキモノとして触れるがんは、がん全体の半分以上を占めるといわれています。下あごから首のまわり、足のつけ根の周辺などはリンパ節の腫れに気づきやすいため、念入りに触りましょう。また、体表にできたがんは、初期に気づければ、外科手術で完治を目指せるケースも多いです。

イラスト/フジマツミキ
イラスト/フジマツミキ

日ごろから気をつけていても、100%防ぐことは難しいがんという病気。だからこそ、飼い主さんにできるスキンシップや健康診断を行って、早期発見・治療ができるよう努めたいですね。
お話を伺った先生/レオどうぶつ病院院長。ER八王子動物高度医療センター腫瘍科客員獣医師 堀川歴央先生
参考/「いぬのきもち」2021年12月号『愛犬のがん闘病記』
イラスト/フジマツミキ
文/sato

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