犬と暮らす
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犬はどうやって「あ、飼い主さんだ!」と気づく? 2つの判断ポイント
今回は、犬が飼い主さんのことをどのようにして認識しているのかについて、いぬのきもち獣医師相談室の川田優貴先生にお話を聞きました。
犬は飼い主さんのことをどのように認識している?
「犬は人間の感覚器官の性能と比べると聴覚、嗅覚が優れていて、視力は劣っているということはわかっています。そのため、やはり犬にとって飼い主さんの判別は、音とニオイで行われるのではないかと推察されます」
「そうですね。足音といっても歩くリズムや、キーホルダーやバッグなどの特徴的な持ち物の発する音も、飼い主さんを判別する材料かもしれません」
「体臭だけでなく、柔軟剤や香水などのさまざまな情報を本能的に分析しているのではないかと思われますね。
慣れ親しんだ飼い主さんのニオイのしみついたセーター類や毛布などは、犬の不安定な精神を落ち着かせるために大変な効果を発揮することもあります。
犬にとって飼い主さんにニオイは、ひときわ重要な役割を持っているのかもしれません」
犬の視覚、聴覚、嗅覚についての雑学・豆知識
豆知識1:犬には飼い主さんがシルエットのように見えている!?
視力が平均して0.2~0.3程度で、焦点を合わせる能力が弱く視界がぼやけて見えています。すりガラスを通したような画像のように見えているので、細かい顔のパーツまでは見るのが難しいでしょう。
豆知識2:声が大きい・低い人、ニオイがきつい人のことを、犬は苦手な傾向が
また、ニオイのきつい香水やハンドクリームなどをつけていると犬は警戒してしまうかもしれないので、注意してくださいね。
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
編集/いぬのきもちWeb編集室
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