犬と暮らす
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愛犬に避けられているかも? 犬が「苦手な飼い主」に見せる行動4選
犬は、信頼関係を築けていない飼い主さんに対して苦手意識をもつことがあり、目を合わせないなど、避けるような行動をとる場合があります。
今回は、犬が「苦手な飼い主さん」に対して見せる反応や行動について、獣医師の茂木千恵先生に教えていただきました。
名前を呼んでも反応しない
犬は大好きな飼い主さんに名前を呼んでもらえると、幸せな気持ちになります。そのため、名前を呼ぶと、うれしそうにそばまで駆け寄ってきてくれることも。
反対に、飼い主さんを苦手に思っていると、警戒して近寄ろうとしなくなります。呼びかけに気づいているのに来ない、目を合わせようとしないなどの反応を見せる場合もあるでしょう。
頭や足先に触られるのを嫌がる
頭や足先は、とくに犬が触られるのを苦手に感じる部位。飼い主さんを信頼している犬なら、どこを触っても受け入れてくれるはずです。
一方で、あまり飼い主さんを信頼していない犬だと、手をよけたり、暴れたり噛んだりして、触らせないような行動をとります。触らせてくれる場合でも、しつこくやりすぎると、愛犬から嫌われるおそれがあるので注意が必要です。
帰宅しても興味を示さない
犬は大好きな飼い主さんが帰ってきたら、うれしくてたまらなくなるもの。飼い主さんへの好感度が高い犬なら、しっぽを激しく振って、喜びながら駆け寄ってきてくれるでしょう。
一方、飼い主さんをあまり信頼していない犬は、興味を示さなくなるように。
散歩のときに離れて歩く
犬は大好きな飼い主さんを常に見ています。飼い主さんと歩くのが好きな犬なら、リードを引っ張りすぎることはなく、速度も飼い主さんに合わせて歩きます。
しかし、飼い主さんに対する好感度が低いと、飼い主さん以外のものを気にしてリードを引っ張りがちに。
つい見逃してしまいそうな行動やしぐさですが、じつは愛犬から苦手意識をもたれているサインかもしれません。これらの反応が頻繁に見られる場合は、愛犬からの信頼度や好感度をアップできるよう、ふだんの接し方を見直してみてはいかがでしょうか。
お話を伺った先生/茂木千恵先生(ヤマザキ学園大学動物看護学部講師 動物臨床行動学研究室 獣医学博士 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2018年1月号『あなたはどのくらい愛犬から愛されている?診断 もっともっと愛されるコツも紹介!』
文/宮下早希
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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