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愛犬のための「防災対策をしている」人は半数以上だが「不安だが特に何もしていない」の声も多数 獣医師が伝える防災対策の必要性

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地震や台風など、自然災害はいつ起こるかわかりません。自然災害に備えて、飼い主さんは「愛犬のための防災対策」をしていますか?

愛犬のための防災対策をしていますか?

愛犬のための防災対策は行っていますか?
いぬ・ねこのきもちWeb「第3回犬猫との暮らし調査」(2022年1月実施)
いぬのきもちWEB MAGAZINE

東日本大震災から11年。

3.11を前に、今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、1,039名の犬の飼い主さんに「愛犬のための防災対策を行っているか」アンケート調査を実施しました。すると、飼い主さんの55.4%が「対策している」と回答する結果に。

一方で、39.2%の飼い主さんが「不安だが特に何もしていない」、5.4%の人が「特に考えていない」と回答しています。

【愛犬のための防災対策】として実施しているものは?

「愛犬のための防災対策」として実践しているものは何ですか?
いぬ・ねこのきもちWeb「第3回犬猫との暮らし調査」(2022年1月実施)
いぬのきもちWEB MAGAZINE

具体的な対策を聞くと「ペット用品やフード、医療品などの備蓄」(57.4%)、「クレートなどペット用避難用具の準備」(51.2%)など万が一災害が起きた際に必要となることを、日ごろから準備している方が半数を超えました。

また、「マイクロチップや迷子札を装備」(47.0%)、「クレートやケージに慣らす(犬45.2%)」、「毛の手入れなど清潔を保つ」(19.8%)、「家族や親族間で災害時の話し合い」(18.8%)と迷子対策や避難所を想定した事前の準備をしている方も多くみられます。

防災対策で「その他」を選んだ飼い主さんの回答は?

上記アンケートで「その他」を選択した飼い主さんからは、避難時を具体的にイメージし、日頃からできることを実践している声が聞かれました。

  • 「愛犬手帳を用意したり、室内でも必ず首輪をし、そこには鑑札と狂犬病ワクチン接種済票を付けている」

  • 「どこかで預かっていただいた時に備えて、ご飯や薬などをノートに書いている」

  • 「散歩にはハーネスを使用していますが、鑑札と迷子札の装着のために、常時首輪を付けています」

  • 「室内カメラを設置して、留守中の様子を見られるようにしている」

  • 「『おいで!』ができなかったので、愛犬がスリングに入れるよう、地震の度に『おいで!』を言って練習しました」

  • 「万が一のときに怪我をしないよう、愛犬の生活場所には転倒しそうな家具や割れやすい家具類を置かないようにしている」

  • 「散歩に出ているときに震災などがあったら、落ち合う場所を決めている」

  • 「避難場所に犬を同伴できないので、ママ友と落ち着いたら代表のお家に集まると相談している」

2020年7月の調査時と比較すると「防災対策をしている」割合が増加

愛犬のための防災対策を行なっていますか?
いぬ・ねこのきもちWeb「第3回犬猫との暮らし調査」(2022年1月実施)
いぬのきもちWEB MAGAZINE

一方、約2年前の2020年7月に実施した調査時と比べ、「防災対策をしている」と回答した飼い主さんの割合は47.6%→55.4%と増加。また、「特に考えていない」という人の割合は14.8%→5.4%に減り、防災対策を意識している人も徐々に増えているのがうかがえます。

ただ、やはり「不安だが特に何もしていない」という人が依然として一定数いる結果に。

具体的なイメージがわかないという声も

見つめる柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

今回の調査で、「不安だが特に何もしていない」「特に考えていない」と回答した飼い主さんに理由を聞くと、次のような回答が寄せられています。

  • 「なにをどうすべきか具体的なイメージがないから」

  • 「何を準備すればよいのかわからず、『しなくては』と思いながらそのまま時間が経っていく、という状況です」

  • 「災害がいつ何があってもおかしくないのは分かっているが、具体的に何を準備してよいかわからないし、まだ犬を迎え入れて日が浅いので他のことでいっぱいいっぱいで、現実的に行動ができない」

  • 「エサや水、その他必要な物をどれくらいの量用意すればいいか分からない」

  • 「キャリーケースは慣れさせているが、その他に具体的な対策を何から始めれば良いかよくわからない」

  • 「防災グッズをと思っているが、犬2頭と猫2頭(高齢)もいるため、避難所には入れないと思っている」

【獣医師解説】愛犬のための防災対策で必要なこととは?

見つめるシー・ズー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

愛犬のための防災対策として、具体的にどのようなことをすればよいかわからないという飼い主さんもいました。

ここからは犬の飼い主さんが日頃から意識したい「防災対策」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

①ワクチン接種やノミ・マダニの予防をしよう

災害の際に、避難所に愛犬を連れて行く場合もあるでしょう。そのときに、愛犬の病気をうつしたり、あるいは他からうつされたりしないように、ワクチン接種やノミ・マダニの予防をしておくことが大切です。

ワクチン証明書は、避難用バッグの中に入れておくとよいでしょう。

②ケージやクレートに慣らす訓練をしよう

愛犬が普段からケージやクレートに入ることに慣れていないと、避難時に使用した際にものすごくストレスがかかってしまいます。もしものときに備えて、日頃から家の中でケージやクレートに入る訓練をしておきましょう。

③マイクロチップ・迷子札の装着をしよう

地震などの災害時には、愛犬が家の外に飛び出してしまう恐れがあります。万が一、外に出てはぐれてしまった際に、マイクロチップや迷子札を装着しておくと、再会できる可能性が高くなります。

④フード・常備薬の準備しよう

災害時は、フードや常備薬がすぐに入手できるかわかりません。最低一週間分は自宅に備えておくようにしましょう。

⑤靴に慣らしておこう

災害時に外に出たときに、愛犬が瓦礫の上を歩いて足を怪我してしまう恐れがあります。普段から靴に慣らしておくと、足の怪我のリスクを減らすことができるかもしれません。特に、飼い主さんが抱っこできない大型犬のコは、普段から靴に慣らしておくとよいのではないでしょうか。

⑥人や犬に吠えない訓練をしよう

愛犬に吠えグセがあると、避難所に行ったときなどに周りの迷惑になってしまうことがあります。普段から人や犬に対して吠えないように訓練をしておきましょう。

⑦家具などの転倒対策をしよう

地震の際は、激しい揺れで家の中の物が倒れてくるかもしれません。愛犬の生活圏内に倒れてきそうな物を置かないようにしたり、ケージはガラス窓から離した場所に設置したり、家具やケージの固定をするなど、家の中の安全対策に努めましょう。

オスワリするトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「何をすれば…」と不安に思う方は、まずは今回取り上げたようなことから対策をしてみてはいかがでしょうか。こうした防災対策をしていないと、いざという時に一緒に避難することが難しくなってしまう可能性もあります。

また、災害時には愛犬が普段飲んでいる薬がなくなってしまうことも考えられます。療法食や薬の常備などかかりつけの獣医師に相談してみてもよいかもしれません。

大切な愛犬を守るために、日頃から防災対策を考えていきたいですね。

◆調査概要
名称 「いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINE」第3回 犬猫との暮らし調査2021
調査対象: 計2,402サンプル 犬飼い主:1,039サンプル、猫飼い主:1,363サンプル
調査期間: 2022年1月6日~1月18日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国

(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami

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