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「犬に毛玉ができた」ときの対処と予防法とは

犬の換毛期は、抜け毛が多くなる季節です。さらに、犬の毛がもつれて毛玉になってしまうと、お手入れが大変になるだけではなく、皮膚炎などを起こすこともあります。

今回は「犬の体に毛玉ができたときの対処や予防法」についていぬのきもち獣医師相談室の斉藤由実先生が解説します。

犬に毛玉ができる原因

もうすぐ換毛期、犬に毛玉ができた際の対処と予防法 いぬのきもち
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犬の体にできる毛玉は、
  • ブラッシングが十分にできていない

  • 毛がこすれる

  • 体の汚れ

  • シャンプー後のブローが不十分

などが原因となって発生します。

特に長毛種やプードルなどの毛量が多く、お手入れが必要な犬種に毛玉ができやすいです。また、換毛期では、生えている毛に抜毛が絡まることで毛玉ができやすくなります。

毛玉が原因で皮膚炎を起こすことも

犬の体に毛玉ができることで、皮膚が蒸れたり皮膚の環境が悪くなると、バリア機能の低下や細菌の増殖による炎症が起こったり、炎症反応によって痒みが出たり、皮膚が赤くなることもあります。

犬の毛玉の正しい取り方

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犬の体にできた毛玉を取るには、主に3つの方法があります。

①ブラシを使う

ブラシで毛玉をほぐす場合は、毛を引っ張ると犬が痛みを感じるため、なるべく皮膚側によせて「痛がっていないか」に注意しながら行いましょう。

②バリカンを使う

バリカンで毛玉部分を刈る場合は、刃先が皮膚に当たらないように毛玉と皮膚の場所を確認した上で、毛玉を引っ張りすぎないように注意しましょう。

また、顔回りはバリカンの音に驚いて嫌がる犬も多いため、無理に行わないようにしましょう。

③ハサミを使う

毛玉をハサミでカットする場合は、誤って皮膚を切ってしまう可能性があります。傷が深い場合や広範囲である場合は、縫合が必要となるケースもあるため十分な注意を心がけてください。

飼い主さんが毛玉を取ることが難しい場合、無理は禁物です。必ず動物病院に相談しましょう。

犬の毛玉を予防するには日々のお手入れが必要

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犬の毛玉を防ぐには、できるだけ毎日ブラッシングをしたり、月に1回のシャンプーやトリミングを行うなどのお手入れが必要です。

シャンプーをする際は事前にブラッシングをしておくと、余分な毛を取り除くことができるため、シャンプー後に毛が絡まる心配が少なくなります。

また、シャンプー後はドライヤーを使って毛を乾かしましょう。中にはブラッシングを嫌がるコもいるため、子犬の頃から慣らしておくとよいですね。

高齢や病気などの理由でシャンプーやトリミングが難しい場合は、ブラッシング後に蒸しタオルで体を拭いてから、再度ブラッシングをすることで皮膚のケアができます。

犬の毛玉予防は、日々のブラッシングやシャンプーによるお手入れが大切です。もし、毛玉ができていても無理に引っ張らないことを心がけましょう!
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・斉藤由実先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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