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愛犬の長生きのために飼い主さんが気を付けていることは?獣医師アドバイスも!【いぬのきもち長生き研究会vol.1】
ご意見が多かったのが「他のおうちのコたちがどんなことをしているのか知りたい」というもの。「その方法が専門家から見て正解なのかどうかが知りたい」という声も複数いただきました。
そこで今回は、具体的に集まった声をもとに、いぬのきもち相談室の獣医師のアドバイスもまじえてアンケート結果をご報告します!
愛犬の長生きのために気を付けていることは?
第1位:スキンシップを多くとり、体の異変に気づけるようにしている(86.6%)
第2位:こだわったフードを与えるなど食事管理に気を付けている(79.1%)
第3位:少しでも様子がおかしい場合は早めに受診するようにしている(77.0%)
愛犬の長生きのためにしていることとして、どの項目もスコアが高く、みなさんの日頃の意識の高さがうかがえました。スキンシップを通して愛犬の体のチェックをしつつ、日々の食事を管理、少しでも様子がおかしい場合は早めに病院で診てもらう、ということをみなさん心がけているのですね。
愛犬の長生きのために特に気を付けていることは「食事」
・食事やおやつを与え過ぎないようにしている
・フードだけではなくおやつの原料も気にしています
・おやつなどもなるべく身体に良いラムや馬肉などを選んでいる
・獣医さんが薦めてくれたサプリを忘れずにあたえている
・大好きなサツマイモをたまにあげる
・大好きな納豆を毎日あげる
与える量や素材に気を配ったり、サプリメントを与えたりする一方で、愛犬の好きなものを与えるなど、飼い主のみなさんが、フード選びにさまざまな工夫をされていることがうかがえました。フードで気を付けたい点について、獣医師にアドバイスをいただきました。
【いぬのきもち獣医師相談室 獣医師より】
フードというと、手作りしたいという方も多いのですが、犬にとっての必要な栄養を十分に補うことは、しっかり取り組まないととても難しいということを知っておいてください。手作り食にする場合は、たとえば、市販のフードは朝に、夜は手作り食に、というように、できる範囲でできるときにするのがいいかもしれません。また、手作り食の内容については、かかりつけの獣医師に「ふだんはこういう手作り食を与えているけれど、こんな食材を足してもいいですか?」と聞くと、アドバイスをくれると思います。
愛犬の長生きのために気を付けていることは他にも
毎日のスキンシップ
・毎日のブラッシングでボディチェックしている
・皮膚が弱いのでお手入れに時間をかけている。毎日マッサージしている
・朝起きてから夜寝るまでの時間に出来る限りにスキンシップを取って、日々の異変などないか注意している
・毎日のブラッシングでボディチェックしている。
毎日のスキンシップを通して体調チェックをしている方が多かったですが、スキンシップをしながら異変に気づくことができるようになるためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
【いぬのきもち獣医師相談室 獣医師より】
異変に気付きやすいスキンシップとしては「ブラッシング」が最もすぐれています。ブラッシングをしていると、皮膚が赤くなっていたり、できものができている時に気づきやすいです。お手入れ用のウェットシートを使うのもいいですね。単になでているだけでは、毛並みの確認程度になってしまう可能性があるので、お手入れ道具を使ったスキンシップがおすすめです。マッサージも、正しい知識があれば有効です。
早めの受診
・愛犬の様子をよく観察し少しでも異変があれば直ぐ動物病院を受診する
・定期的に健康チェックしてもらっている
・愛犬を迎え入れてから病気がわかったので、今も定期的に病院に行っています
少しでも異変を感じたらすぐ受診をすることはもちろん、定期的な健康チェックのために通院しているという声もありました。
通院時に意識したほうがよいことはあるのでしょうか?また、気軽に通院してもOK?など、気になる点を獣医師に聞いてみました。
【いぬのきもち獣医師相談室 獣医師より】
年齢が若いときは、年1回のワクチン接種のときに、ついでに診てもらうといいですね。シニア犬の場合は、年に2~3回かかりつけの動物病院で健康診断を受けるとよいのですが、難しい場合は、ワクチンを接種する時にあわせて年1回でもよいので診てもらうようにしましょう。
次回は…愛犬が年をとったなと感じたキッカケをご紹介
アンケート名称:「愛犬の長生きに関するアンケートvol.1」
アンケート実施期間:2022年2月15日~3月31日
回答方法:WEB
総回答数:498名(いぬのきもち長生き研究会登録メンバー)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文・分析/いぬのきもち長生き研究会
監修/いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
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