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犬は「声のトーン」で気持ちを伝えているの? よくある鳴き方の例を解説

犬の飼い主さんは、愛犬の声のトーンや鳴き方を聞いて、そのときの犬の気持ちを感じることもあると思います。実際、犬は声のトーンや鳴き方を変えることによって、気持ちを伝えることがあるのでしょうか。

今回、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬は「声のトーン」を変えることで、気持ちを伝えている?

口を開けるトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は声のトーンによって、そのときの気持ちを表現することがあります。たとえば…
  • 嬉しいときや甘えているとき→高いトーンで鳴く
  • 警戒・威嚇しているとき→低いトーンで唸る
  • 満足しているとき→ため息と共に、低いトーンで長く鳴く
といったように違いが見られます。

具体的なシーンの例では、飼い主さんに愛情を伝えるときに高めの声でクーンと鳴いたり、キャンキャンと可愛らしく鳴くことが多いです。そのときには、目がキラキラしていて、飼い主さんの目を見ながらしっぽを振っているような様子も見られるでしょう。

恐怖や不安を感じているときは、低い声のトーンで唸り、それと同時に耳を伏せていたり、牙をむいていたり、しっぽを丸めて体の下に入れていたりと、全身で気持ちを表現しているかと思います。

また、「キャンッ!」と高いトーンで短い悲鳴のような声で鳴いたときには、体のどこかが痛いサインの可能性も。愛犬の様子をよく見てあげましょう。

声のトーンや鳴き方で気持ちを伝えやすい犬の特徴は?

笑顔の犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
このように、声のトーンや鳴き方、行動で気持ちを伝えやすい犬は、感情表現が豊かなコに多い傾向があります。なかには、声を出さず行動で気持ちを示しやすいコもいれば、行動よりも声を出して気持ちを表現しやすいコもいるでしょう。

愛犬はどのように気持ちを表現することが多いのか、飼い主さんはふだんからよく見てあげてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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