犬と暮らす
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後ろ足で耳を掻いたあとに、その足を「クンクン→ペロッ」 犬のフシギな行動の理由|獣医師解説
【調査】愛犬が後ろ足で耳などを掻いたあとに、その足のニオイを嗅ぐことがある?
【体験談】耳などを掻いた後ろ足のニオイを嗅ぐ愛犬の姿は?
足のニオイを嗅いでからなめる
- 「耳を掻いた後は、必ず掻いた足のニオイを嗅いでから、その足をペロペロなめる。3頭の多頭飼いだが、3頭ともやる」
- 「ほぼ毎回掻いた後にニオイを嗅いでいて、なめることもあります」
- 「超満足そうにニオイを嗅いでなめる!幸せそうな顔です」
- 「耳を掻いた後にクンクンとしてなんとも言えない顔をします。時々、クンクンしたあと、ペロッとしたりします(笑)」
- 「真顔でそのまま足を舐めて終わります」
- 「いつもそれがセットです。だから仕草がせわしなくて(笑)なぜなのか教えてほしいです」
- 「あれは何をしているのでしょうか。耳のニオイを確認してるのかしら。耳を掻く→嗅ぐ→なめるがうちのコのルーティーンです」
耳が気になるときに、掻いた足のニオイを嗅ぐことが多い?
- 「外耳炎になると臭い嗅いだり舐めたりします」
- 「耳の痒みが強いときに、掻いた足を嗅ぐことが多い気がする」
- 「外耳炎かもと気にしているときでした」
- 「外耳炎があり、痒いと耳をよく掻くのですが、掻いた後にニオイを嗅いだりなめたりしてます。なるべく掻かなくてすむように、マメに薬を塗ってます」
後ろ足で耳を掻く→クンクンのときの犬の反応は、ほかにも!
- 「するときとしないときがありますが、すごく遠慮がちにそぉっとニオイを嗅ぎます。たまに指の間までスンスンしているときもあります」
- 「自分の足が臭いのか、耳の中のニオイなのか、嗅いだ後ふんっと鼻を鳴らすときがある。毎回ではないけど」
- 「その仕草をたまたま見ていて、、、後ろ足で耳の付近を掻いて、その足を嗅いだ後“ブフェっ”とクシャミのように鼻ムズになっていた。自分が臭かったのかな…(笑)」
- 「掻いた後にニオイを嗅いで、爪を噛んでるようです」
【獣医師解説】耳などを掻いた後ろ足のニオイをクンクン… この犬の行動から考えられることは?
外耳炎などの耳の病気が関係していることも
「犬の診察で一番多いのではないかともいわれている『外耳炎』。耳垢がたまってしまったり、赤くなったり、かゆくなったり、状況によっては耳の痛みが出ることもあるかと思います。
このような外耳炎と呼ばれる病気の際には、耳のニオイも強くなります。かゆみや違和感で耳を掻いて、掻いた後ろ足に耳のニオイがついてしまい、犬も気にして足先をなめることがあるように感じます。
稀にですが、健康な耳でも掻いたら必ず足先をなめる犬にも遭遇するので、そういったコは日常的な動作になっているのかなとも思います」
犬が耳を掻くのは異変のサイン?
「犬が耳を掻く動作について、あまりにも頻繁に引っ掻いていたり、強く掻いているときは、やはり耳や頭に違和感がある可能性が高いように感じます。
上記のような外耳炎でなくても、耳の中に種などの異物が入っていても引っ掻く理由になるかと思います。いずれにせよ、耳を掻く頻度が多ければ自己判断なさらず、動物病院への受診を検討されたほうがよいでしょう。
たまに掻く程度であれば生理現象かもしれないので、日頃からよく愛犬のしぐさを確認されるとよいですね」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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