犬と暮らす
UP DATE
犬用ベッドを替えたら…!? ある音に反応…!? 犬がストレスに感じた”意外なこと”
【ケース1】愛犬と温泉旅行に行ったら硫黄のニオイがストレスに
「嗅覚が鋭いので、温泉系のニオイを嫌がる犬は多いです。眠れないほど気になるニオイがしたなら、今後も避けたほうがよいでしょう」(戸田先生)
「犬によっては体調を崩す場合もあるので、温泉ガスの多い地域は避けたほうがよいでしょう。とくに呼吸器系の持病がある犬は注意を」(石田先生)
【ケース2】電子レンジを使っていると嫌がって逃げていきます
「いきなり大きな音がしたのが怖かったのでしょう。電子レンジを使うときは、あらかじめ愛犬を別の部屋に逃がしておいても」(戸田先生)
「いつまた音がするかわからず、警戒しているのかも。犬が見えない位置に移動するなど、使っているところを見せない工夫を」(石田先生)
【ケース3】新しく迎えた猫を優先したためか、同居犬が膵炎に……
「同居犬や猫との関係性や相性にもよりますが、お世話はなるべく平等にすることを心がけたほうがよいでしょう」(戸田先生)
「ストレスの原因を特定することは難しいので、お世話が原因とは言いきれない可能性もあります。引き続き様子を見てください」(石田先生)
【ケース4】母のクシャミを怖がります! 同居犬のクシャミまで怖がるように……
「大きなくしゃみの音を怖がる犬は多いようです。驚いても吠えずに我慢できているなら、フードを与えてほめてあげても」(戸田先生)
「クシャミを我慢するのは難しいと思うので、クシャミをしたあとに「大丈夫だよ」とひと声かけてあげると落ち着くかもしれません」(石田先生)
【ケース5】私以外の家族に散歩を頼んだら体調を崩しました……
「飼い主さん以外の家族がお世話をしてもストレスにならないよう、少しずつお世話を分担して慣れさせていったほうがよいでしょう」(戸田先生)
「飼い主さんだけに依存しすぎるのも問題です。飼い主さんがケガや病気でお世話ができないときに備えて、ふだんから練習しておくと〇」(石田先生)
【ケース6】犬用ベッドを季節のものに替えたら、落ち着いて眠れなくなりました
「寝床が変わると落ち着いて眠れない犬もいます。カバーだけ使うなど、前に使っていたものの一部を置いておくと落ち着く場合も」(戸田先生)
「ベッドの中の綿を誤食してしまうと危険なので、もし今後新しいベッドに替えるときも注意して見ておいたほうがよいでしょう」(石田先生)
【ケース7】愛犬が大好きなドッグランへ半年ぶりに行ったら、緊張しすぎてストレスに
「犬も成長するといろいろなことがわかってくるので、そのドッグランの雰囲気が合わなくなってしまった可能性も考えられます」(戸田先生)
「無理に連れていって、さらにほかの犬が苦手になってしまったケースもあるので、ストレスになるなら無理に連れていかなくてもOKです」(石田先生)
参考/「いぬのきもち」2018年10月号『意外なストレス30』
写真/佐藤正之
文/いぬのきもち編集室
UP DATE