犬と暮らす
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「犬の一生の約半分はシニア」って知ってた? 犬の年の重ね方
「成長」から「老化」へ、変化に備えましょう
一般的に7才からシニアといわれますが、ちょうどそのころから細胞のターンオーバーが遅くなったり、細胞の数が減ることによって、若いころとは異なる変化が現れるようになります。
愛犬が若いうちはなかなか実感をもてず、シニア用語も意外と知らないものが多いかもしれません。だからこそ、”犬生”の中盤には訪れる老化に備えていくことが大切です。
長生きすると、犬はこんなふうに年を重ねます
飼い主さんのもとへ来る前の幼齢期。目があくなど体の成長はもちろん、母犬やきょうだい犬とのかかわりを通して、社会性を育みます。
0才の子犬期は、あらゆることをスポンジのように吸収します。苦手となりやすい世話も、この時期に習慣にしておくのが理想です。
3才ころから落ち着き始めるコも増え、4~5才ともなると心身ともに成熟し、脂の乗った元気な時期。経験の幅を広げましょう。
7~9才は「初老」の時期。生まれつきや生活環境によって差はあるものの、代謝が落ちて太りやすくなるなどの変化が現れ始めます。
個体差はありますが、睡眠時間が長くなる、腰が落ちる、耳が聞こえにくくなる、目が見えづらくなるなどの変化が現れます。
認知症や寝たきりになるなど、介護や看護が必要になります。終始つききりでのサポートを要することもある、最晩年となるころです。
参考/「いぬのきもち」2022年5月号『さきどりシニア用語』
イラスト/五嶋直美
文/川本央子
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