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ささいなことが犬のストレスに? 気づきにくい飼い主さんのNG行動とは

ストレスを感じる状況は犬の性格によって異なります。飼い主さんがふだん何気なくしている行動で愛犬がストレスを感じやすいことがあるかもしれません。今回は「犬の性格タイプによって感じやすいストレス」について、家庭犬しつけインストラクターの戸田美由紀先生に教えていただきました。

引越しなどで環境が変化したとき

シャンプー後のシーズー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
慎重で警戒心の強い繊細なタイプの犬は、ささいな刺激がストレスになりやすいのが特徴。環境の変化が苦手なので、引越しや模様替えなどはストレスを感じやすい場面です。
新しい環境でも、愛犬のベッドやクレートなどは今までと同じものを使ってあげるのが◎。何かを怖がっているときは「大丈夫だよ」とポジティブな声かけをして、楽しい雰囲気をつくってあげましょう。

留守番などで長時間1人で過ごすとき

もふもふのビションフリーゼ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛情表現が豊かな甘えん坊な犬は、飼い主さんと離れなくてはならない留守番の時間がストレスになることがあるでしょう。たとえ飼い主さんと同じ空間にいても、ひとりで過ごす時間が多いとイライラに。
とはいえ、甘やかしすぎると飼い主さんへの依存心が強くなるばかり。愛犬にとって大好きなおもちゃを見つけてひとりで遊ぶ時間をつくるなど、愛犬の自立心を高めるよう意識しましょう。

お手入れなどでじっとさせられているとき

枝をくわえる柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
自立心の強いいばりん坊タイプの犬は、いやなことをしっかり意思表示します。ブラッシングや足拭き、抱っこなどがじっとするなど束縛されることが苦手な場合ストレスになることも。
ストレスとなる状況はなるべく避けることが大前提ですが、我慢を覚えさせることも大切です。飼い主さんが常にきぜんとした態度で接していれば、次第に信頼関係が築けるでしょう。ただし、噛みつきなどが発生しているときは専門家に相談してください。

散歩や遊びが足りないとき

ボールをくわえるトイプー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
明るく元気! いつも陽気なフレンドリータイプの犬は、運動や刺激が物足りないとストレスを感じやすくなります。このタイプは興奮するとまわりが見えなくなることもあるので、しっかりと落ち着かせてからたくさん遊ばせてあげることが大切です。
ほかの性格の犬よりエネルギッシュなので、散歩中の遊びでパワーを発散させてあげるのがポイント。散歩途中でのダッシュや、公園での引っ張りっこ遊びなどを取り入れてあげましょう。

人にベタベタ触られすぎたとき

ベンチに乗るポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
おだやかでマイペースなのんびりやタイプの犬は、ベタベタ触られすぎるとストレスを感じることがあります。なですぎたり抱っこしすぎたりなど、過干渉によるストレスは避けましょう。
もちろん、のんびりやの犬でもスキンシップは大切です。「落ち着いているときに遊びに誘う」「あまりノリ気じゃなさそうなら、早めに切り上げる」など、ルールを決めておくとよいでしょう。
ストレスを感じやすい状況は犬のタイプによってそれぞれ。愛犬にあったストレスケアを心がけて、さらに良い関係を築いていきましょう。
お話を伺った先生/戸田美由紀先生(日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士)
参考/「いぬのきもち」2020年10月号『5つの「性格タイプ」がわかれば 愛犬のストレス解消できます!』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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