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もしかして間違っていたかも!? 犬の正しい歯磨き方法とは?

正しいと思っていたお手入れ方法が、じつは愛犬に痛みやダメージを与えているかもしれません。今回は、正しい歯磨きの方法について、獣医師の石田陽子先生に教えていただきました。正しい歯の構造やお手入れ方法を知り、愛犬の歯の健康を守りましょう。

じつはもろい犬の歯

散歩中にのチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の歯の噛み合わせはハサミのような構造となっており、大型犬は人よりも奥行きの長い歯並びとなっています。
人よりも強いと思われがちな犬の歯ですが、じつは歯の表面を覆っているエナメル質は、厚いところでも1mmほどしかなく、人の半分以下の厚みしかありません。かたすぎるものを与えると折れてしまうこともあるので、注意をしましょう。

歯のケアとして勘違いしがちなこと

トイ・プードルのメルくんたち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

かたいガムを与えて歯のケアをしている

かたいほうが効果があると思い、かための歯磨きグッズを与えてはいませんか?
かたすぎる物を与え、ダメージを与えて歯が折れてしまうこともあります。なかには、デンタルおもちゃを噛みすぎて、第四前臼歯が折れてしまったケースもあるようです。

マズルが長いからと歯ブラシを奥まで入れる

奥まで磨こうと、口を大きく開けさせずにマズルの奥まで歯ブラシを入れるのはNGです。大型犬やマズルが長い犬の場合、奥まで歯ブラシを入れがちですが、歯茎を傷めてしまうこともあるので注意しましょう。

正しい歯磨きケアとは?

中型犬のウニくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
歯ブラシをする際は、歯ブラシを鉛筆のように持ち、歯の表面を横向きになでるような力加減で磨きましょう。
歯と歯の間は縦に磨き、間の汚れを取り除きます。汚れやすい第四前臼歯と第一後臼歯などの奥の歯を磨く場合は、片手で唇を持ち上げて、必ず目で確認しながら磨いてあげましょう。
正しい歯のケア方法について知り、愛犬の歯の健康を守っていきたいですね。
お話を伺った先生/石田陽子先生(獣医師 「石田ようこ犬と猫の歯科クリニック」院長)
参考/「いぬのきもち」2021年9月号『カンチガイばかりのお手入れは病気の原因に!体の仕組みを見てわかるお手入れ』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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