「犬をスムーズに動物病院に連れて行く」方法　みんなの工夫を大調査！

愛犬をスムーズに動物病院に連れて行くために、飼い主さんはどのような工夫を行っているのでしょうか？　今回は、そのアンケート結果とともに、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に伺った、「愛犬をスムーズに動物病院に連れて行くコツ」もご紹介します。

「愛犬を動物病院に連れて行くときに工夫している」と回答した人は約2割

愛犬を病院に連れて行くのに工夫している？ — ※2022年9月実施「いぬのきもちアプリ」内アンケート調査（回答者数 114人）

今回いぬのきもちアプリでは、114名の飼い主さんを対象に「愛犬を動物病院に連れて行くときに段取りで工夫していることはあるか」についてアンケート調査を行いました。すると、約2割の飼い主さんから、「工夫していることがある」との回答をいただきました。

【体験談】愛犬を動物病院に連れて行くためにしていることは？

さらに、動物病院に連れて行くときに「どのような工夫を行っているか」について伺ったところ、飼い主さんたちから以下のような声が寄せられました。

「数日前から動物病院に行くことを話す」
「おやつをキャリーバッグの中にまいて、食べるのに夢中になっている間に確保します」
「トイレを済ませてから行くようにしている」
「病院に行くとさとられないように、少しお散歩してから行きます」
「散歩も病院もお出かけも、同じバッグを使って行っている」
「病院の持ち物は前日に用意。近くに行くと歩かなくなるので、当日は病院に行く途中で鞄に入れます」
「絶対に病院というワードは出さないようにしています。また、体調不良で連れて行くときは、食事や排泄などの詳細を記録し、実物を持参できないときは写真なども準備します」
「病院がいつも混むので、終わりギリギリの時間に入る」
「ほかのワンちゃんがいないときを見計らって行く」

【獣医師監修】犬をスムーズに動物病院に連れて行くコツとは

ここからは、愛犬をスムーズに動物病院に連れて行くために必要な段取りやコツについて、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお話を伺いました。

――愛犬をスムーズに動物病院に連れて行くためには、どのような段取りが必要となってきますか？　段取りでできる工夫について教えてください。

岡本先生：
「愛犬をふだんから、車やクレートに慣らしておくとよいでしょう」

――アンケート調査の回答のなかには、「ほかの犬がいないときを見計らって行く」「病院が混むので、診察終了ギリギリの時間に病院に入る」などの声もありました。これら飼い主さんが行っている工夫について、アドバイスや注意点があれば教えてください。

岡本先生：
「混雑時の愛犬の負担をさげるための判断だと思いますが、病院によっては診察終了ギリギリの時間のほうが、病院内が混むことがあります。また、ギリギリの時間に入ってしまうと、受けられる検査や処置が限られる場合があるので注意が必要です。対策を取る際にはこれらも視野に入れてみてください。」

今回ご紹介した内容も参考に、愛犬になるべくストレスを与えない動物病院の連れて行き方を、ふだんの生活から意識してみてくださいね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生）
文／宮下早希
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。