犬と暮らす
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【調査】愛犬のことで「周囲への配慮」をしている? 配慮不足だとトラブルにつながる恐れも
【調査】愛犬のことで、普段から周囲に対する配慮を意識している?
飼い主さんが周囲に対して配慮しているのは、どんなこと?
散歩での排泄物の処理
- 「散歩の時の排便の始末」
- 「散歩のときは必ず散歩バッグを持って排泄処理に気をつけている」
- 「無駄吠えをさせないようにしたり、排泄の後はしっかりと水で流したり、近所のお宅の前では排泄をしないようにしています」
- 「当たり前ですが、人の家の柱や敷地には、絶対に排泄させない」
- 「排泄物の処理。処理袋と水を持って、きちんと処理していることを意識して見せている」
愛犬の「吠え」への配慮
- 「窓を開けてるときに吠えたら、すぐに窓を閉める」
- 「外からの音に吠えるので、なるべく窓を開けないようにしてる」
- 「他の犬や走っている人に吠えがちなので、いち早く気付けるように注意して散歩コースを変えたり、抱っこでやり過ごしたりしている」
- 「夜に鳴かないように散歩を少し長めにして、早く寝かせるようにしている」
- 「大きい車やバイクのときにすごく吠えるので、音が聞こえたら吠えないように気を逸らしたりさせています」
- 「片方の愛犬が吠えがちで、通りすがりに声をかけられて吠えてしまったときには謝りながら、『嬉しすぎて吠えてます』と言う」
- 「散歩中に他の犬と目が合ったときにすごく吠えたりするので、できるだけ他の犬が散歩していない早朝や深夜に散歩に行くなど」
- 「鳴き声などに気をつけていて、ご近所さんに『いつもうるさくてすみません』と、声掛けしてます」
散歩ですれ違う人への配慮
- 「散歩中、人やワンコとすれ違うときは、リードを短めに持ちます」
- 「散歩時は道路や広場を独占しないよう、端っこに寄ります。動物の苦手な方もいらっしゃるので、毎回配慮するようにしています」
- 「皆がわんちゃんを好きとは限らないので、なるべくわんちゃんと通行人の距離は保つようにします。犬アレルギーの方もいますので、散歩のときはロングリードにしないよう気をつけています」
【獣医師解説】犬の飼い主さんが日頃から意識したい周囲への配慮は?
「犬の飼い主さんの周囲への配慮として特に意識したいことは、外で排泄したらきちんと持って帰る、排泄した場所を水で流す、排泄の場所を選ぶことです。これらは当然のことではあるのですが、残念ながらできていない飼い主さんもいるので、日頃から配慮できていることはよいことだと思います。
また、アンケートを見るとご近所さんへの声かけや、鳴き声の配慮をしている飼い主さんもいるようで、とてもよい対応ですね。散歩の際にリードを短く持つなどの工夫も、よい心がけだと思います。
ちなみに、伸縮リードを散歩用のリードと勘違いされている飼い主さんが多く見られます。本来、伸縮リードは公園やドッグランなどの場所で犬を快適に運動させるためのリードです。伸縮リードを散歩で使用すると、犬が急に道路に飛び出す事故につながったり、ほかの犬とトラブルになることも。また、通りすがりの人とすれ違う際に、飼い主さんがリードのコントロールをできないこともあるので、注意が必要です。
このように犬の飼い主さんの周囲への配慮がないと、犬嫌いの人が増えたり、犬の暮らしにくい社会になってしまうと思います。また、ご近所トラブルにつながる可能性もあるでしょう。飼い主さんは周囲への配慮を忘れないように心がけていきましょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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