愛犬の健康のために、毎日欠かさずに散歩に行っている飼い主さんもいるでしょう。しかし、誤った散歩の仕方をしていると、事故に遭いやすくなり危険なことも。
この記事では、「犬が事故に遭いやすい散歩方法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
犬が事故に遭いやすい散歩方法は?
犬が事故に遭いやすい散歩方法はいくつかありますが、よく見かけるものとしては次のようなケースです。
伸縮リードで散歩をさせている
伸縮リードを散歩用のリードと勘違いされている飼い主さんが多く見られます。本来、伸縮リードは公園やドッグランなどの場所で犬を快適に運動させるためのリードです。
散歩で使用すると、犬が急に道路に飛び出してしまった場合に車などと接触したり、ほかの犬とケンカなどのトラブルになることがあるので危険です。
犬によっては、ハーネスのみでの散歩は危険なことも
ハーネスのみで問題なく散歩できる犬も多いですが、犬によっては危険なケースも。たとえば、パニックになりやすい犬では、後ずさりをした際にハーネスから体が抜けてしまうことがあります。
パニックになってしまった場合、そのまま逃走して事故に巻き込まれる可能性もあるので、そのようなコには首輪とハーネスを両方装着する「ダブルリード」の徹底をしましょう。
リードを正しく使用することが大切に!
今回は「伸縮リードでの散歩」と「ハーネスのみでの散歩」を例に挙げましたが、散歩での事故を防ぐためにはリードを正しく使用することが大切に。愛犬の性格やその場の状況によって、ダブルリードをすることを推奨します。
また、これから寒さが本格的になるかと思います。道路の凍結で、愛犬も飼い主さんも滑ってケガをしてしまう可能性がありますので、早朝の散歩時などは特に気をつけるようにしましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ