犬と暮らす
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本能で興奮して、つい吠えたり噛んだりするコの対策3選
また、何かを噛むことでエネルギーを発散することも。
いずれも本能に基づく行動ではありますが、ほうっておくとそれがエスカレートしてしまい、将来飼い主さんがコントロールできなくなる恐れも。
そこで、本能的に吠えたり噛んだりする犬の対応について、家庭犬しつけインストラクターの西川文二先生に教えていただきました。
クレートから出すと興奮して吠えるコの対策は?
クレートの扉を開けたときに犬が出そうになったらすぐに扉を閉める。
これを繰り返して、扉を開けたときにおとなしくしていたら、リードをつけて外に出して。
興奮を抑えられるので、吠えにくくなります。
ちなみに、エネルギーが有り余っている犬の場合は?
クレートから出したらすぐに遊んで、エネルギーを発散させると◎。
自転車など動くものを追いかけて吠えるコの対策は?
興奮させないようにするには、愛犬より先に飼い主さんが吠える対象を見つけて、事前に距離をとり、やり過ごすようにするのが得策。
対象を見つけたら、フードやおやつを握った手を愛犬の鼻に近づけてニオイをかがせ、気をひきます。
手のニオイをかがせながら愛犬を誘導し、後ずさりするなどして相手との距離をとって。
犬が相手を見ないように誘導できればOKです。
部屋を歩いているときに足に噛みついてくるコの対策は?
このとき飼い主さんがすばやく足を動かしたり、騒いだりすると、犬は余計に楽しくなってもっと噛んでしまうかも。
「痛い! やめて!」と言っても、犬の興奮をあおるだけです。
足を噛んでも楽しくないと愛犬に思わせるためにも、無反応を貫いて!
おもちゃを引いて歩く方法も
犬がおもちゃを追いかけてくれれば、足を噛まれるのを防げます。
犬の本能だからとほうっておくと、吠えたり噛んだりすることがクセになる可能性もあります。
将来困らないためにも、今のうちにできる対策はしておくといいですね!
お話を伺った先生/Can! Do! Pet Dog School代表 家庭犬しつけトレーナー・西川文二先生
参考/「いぬのきもち」2021年3月号『犬の気持ちがわかれば吠え・噛み問題は解決できる!』
写真/尾﨑たまき
イラスト/小倉隆典
文/いぬのきもち編集室
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