1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. しつけ
  4. 吠え
  5. 本能で興奮して、つい吠えたり噛んだりするコの対策3選

犬と暮らす

UP DATE

本能で興奮して、つい吠えたり噛んだりするコの対策3選

犬は、楽しいとき、うれしいときに思わず気持ちが高ぶって吠えてしまうことがあります。
また、何かを噛むことでエネルギーを発散することも。
いずれも本能に基づく行動ではありますが、ほうっておくとそれがエスカレートしてしまい、将来飼い主さんがコントロールできなくなる恐れも。
そこで、本能的に吠えたり噛んだりする犬の対応について、家庭犬しつけインストラクターの西川文二先生に教えていただきました。
(撮影/尾﨑たまき)

クレートから出すと興奮して吠えるコの対策は?

リードをつけることで走り回れなくなるため、興奮からの吠えを防ぎやすくなります。(撮影/尾﨑たまき)
クレート(箱型のハウス)から出ると、走り回って興奮して吠えてしまう犬は、クレートからの出し方を工夫することで対処しましょう。
クレートの扉を開けたときに犬が出そうになったらすぐに扉を閉める。
これを繰り返して、扉を開けたときにおとなしくしていたら、リードをつけて外に出して。
興奮を抑えられるので、吠えにくくなります。

ちなみに、エネルギーが有り余っている犬の場合は?

(撮影/尾﨑たまき)
興奮して吠えてしまう犬は、遊びが足りないのかも。
クレートから出したらすぐに遊んで、エネルギーを発散させると◎。

自転車など動くものを追いかけて吠えるコの対策は?

吠える対象を見せないよう、飼い主さんのほうに顔と体を向けさせて。(撮影/尾﨑たまき、イラスト/小倉隆典)
猟犬の血が流れている犬種はとくに、動くものを追いかけ回して吠える習性があります。
興奮させないようにするには、愛犬より先に飼い主さんが吠える対象を見つけて、事前に距離をとり、やり過ごすようにするのが得策。
対象を見つけたら、フードやおやつを握った手を愛犬の鼻に近づけてニオイをかがせ、気をひきます。
手のニオイをかがせながら愛犬を誘導し、後ずさりするなどして相手との距離をとって。
犬が相手を見ないように誘導できればOKです。

部屋を歩いているときに足に噛みついてくるコの対策は?

足に噛みついてきたら、無言でその場に立ち止まって。(撮影/尾﨑たまき)
犬のエネルギーが余っていると、動く足をおもしろがって噛むことが。
このとき飼い主さんがすばやく足を動かしたり、騒いだりすると、犬は余計に楽しくなってもっと噛んでしまうかも。
「痛い! やめて!」と言っても、犬の興奮をあおるだけです。
足を噛んでも楽しくないと愛犬に思わせるためにも、無反応を貫いて!

おもちゃを引いて歩く方法も

(撮影/尾﨑たまき)
飼い主さんの足に噛みつくことが習慣化しているようなら、好きなおもちゃを引きずって歩くのも手。
犬がおもちゃを追いかけてくれれば、足を噛まれるのを防げます。
いかがでしたか?
犬の本能だからとほうっておくと、吠えたり噛んだりすることがクセになる可能性もあります。
将来困らないためにも、今のうちにできる対策はしておくといいですね!

お話を伺った先生/Can! Do! Pet Dog School代表 家庭犬しつけトレーナー・西川文二先生
参考/「いぬのきもち」2021年3月号『犬の気持ちがわかれば吠え・噛み問題は解決できる!』
写真/尾﨑たまき
イラスト/小倉隆典
文/いぬのきもち編集室
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る