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犬が「寒さ」を感じているときのサインは? 寒がりな犬には傾向も|獣医師解説

犬が寒さを感じているとき、どのようなしぐさや行動を見せることがあるのでしょうか? 

この記事では、「犬が寒いときに見せるサイン」「寒がりな傾向にある犬の特徴」などについて、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬が寒いときに見せるサインは?

見つめる柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は「寒い」と感じているときに、下記のようなしぐさや行動を見せていることが多いでしょう。
・震える
・丸まって寝る
・ふかふかしたものに潜る
人の場合、寒いとガタガタと震えたり体を縮こまらせたりしますが、犬も同じような行動が見られます。寒さを感じると小刻みに震えたり、体温を外に逃がさないよう体を丸めることで、寒さから身を守る様子が見られることが多いでしょう。

寒がりな犬の特徴は?

くつろぐチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
寒がりな傾向にある犬の特徴としては、短毛種の犬種や、チワワやミニチュア・ピンシャー、イタリアン・グレーハウンドなどの小型犬種暖かい地域原産の犬種などです。一方で、北方や寒い地方原産の犬は被毛が豊富な犬種が多いからか、寒さには強いといわれています。

寒がりな犬の傾向としては、下記のような特徴も見られます。

子犬、シニア犬

寒さの耐性は犬の年齢も関係があります。体が未発達な子犬や身体機能が衰えてくるシニア犬は、体温調節が十分にできないために、寒さに弱い傾向があるでしょう。

持病のある犬

なんらかの持病がある犬は、体力や免疫力が低下しているため寒さに対する抵抗力が弱く、体が冷えやすい傾向が見られます。

完全室内飼育の犬

快適な温度の部屋で生活している完全室内飼いの犬は寒さに慣れておらず、寒いのが苦手な犬が多い傾向があります。

散歩に行く機会が少ない犬

普段から運動の機会が少ないと、体の代謝を高める筋肉の量が少なくなるため、寒さに弱くなる傾向があります。

犬が寒がっているときに飼い主さんができることは?

くつろぐミニチュア・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が寒がっている場合には、暖房器具を使用する、暖かい寝床や毛布を用意する、服を着せるなどの対策をしましょう。体が濡れている場合は、タオルやドライヤーでよく乾燥するようにしてください。

もし部屋を暖めても体の震えが止まらない、ずっと体を丸めている、他の症状が見られるようであれば、病気の可能性も疑い動物病院で診てもらうとよいでしょう。下痢や軟便の他、関節痛の悪化、腎臓病や心臓病の悪化、その他持病の悪化などが挙げられます。

体の冷えは、愛犬の体調不良にも繋がりやすいです。愛犬が寒がりなようであれば、飼い主さんは愛犬の防寒対策や室内の温度管理に気をつけてみてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/柴田おまめ
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