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【調査】犬の飼い主さんが実践している「耳掃除」の方法は? 実はNGお手入れも|獣医師解説

愛犬の耳掃除を定期的にしている飼い主さんは、どれほどいるのでしょうか?

【調査】愛犬の耳掃除を定期的にしていますか?

いぬのきもちWEB MAGAZINE『愛犬の体のことに関するアンケートvol.01』
いぬのきもちWEB MAGAZINE『愛犬の体のことに関するアンケートvol.01』
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん154名に「愛犬の耳掃除を定期的にしているか」アンケート調査を行いました。すると、飼い主さんの約7割が該当する結果に。

愛犬の耳掃除をどのようにしているの?

耳をなめるカニーンヘン・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬の耳掃除を定期的にしていると答えた飼い主さんには、普段どのように耳掃除をしているのか具体的に聞いてみることに。寄せられた回答を紹介します。

ウェットティッシュやガーゼなどで拭く

  • 「犬用のウェットティッシュで毎日拭いている」

  • 「耳掃除専用のウェットティッシュを使って拭いている」

  • 「自宅では耳掃除シートを使用。それ以外はサロンで」

  • 「柔らかい布やティッシュで拭く」

  • 「たれ耳ちゃんなので、毎朝必ず濡れたタオルで拭くようにしてる」

  • 「深く入れないで軽く拭く」

  • 「ガーゼで拭いてあげています」

綿棒を使う

  • 「犬の綿棒で週に1回手入れをしている」

  • 「汚れがあるときに綿棒で汚れを取ります」

  • 「人間用綿棒でさささーっと。犬用綿棒は大きすぎて入らないので。あとは、よく耳を気にするようになったら動物病院で獣医さんに洗浄してもらってます」

犬の耳洗浄液を使う

  • 「イヤーローションを使って拭いてます」

  • 「コットンに耳の液を湿らせてから拭いている」

  • 「耳クリーナーを耳に入れてマッサージ」

  • 「奥はクリーナーを耳に入れてブルブルさせて、入り口はクリーナーをふくませた綿棒でくりくり」

  • 「コットンで耳掃除用の薬液を動物病院から買って入口を拭くのと、点耳用の薬をさしている」

  • 「耳クリーナーを一滴垂らしてモミモミ。その後、浮いてきた汚れを綿棒でクリクリして取ります」

トリミングサロンや動物病院でお願いする

  • 「トリマーさんにお任せしてます。月1回」

  • 「サロンで、トリミングやお風呂の日に一緒にやっていただきます。気になる時は病院で診てもらいます」

  • 「1カ月に1回、トリマーさんにお願いしているので、間の日(トリミングして2週間後)に耳用のお手入れシートで軽く拭いている。プラス痒そうな時に軽く拭いてあげる。スッキリするみたいであまり搔かなくなる」

  • 「月1回のトリミングの時にしっかりキレイにしてもらい、週1〜2回くらい拭くようにしています」

【獣医師解説】犬の耳掃除のコツとNGお手入れについて

耳掃除をしてもらウェルシュ・コーギー・ペンブローク
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんが自宅で愛犬の耳掃除をする場合、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬の耳掃除の適切なやり方について

岡本先生:
「耳の汚れやすさには犬によって個体差がありますが、汚れやすく外耳炎を繰り返しやすいコは、自宅でのケアもしてあげたほうがよいでしょう。耳掃除の頻度は個体差があるので、適切な頻度がわかるまでは動物病院やトリミングサロンで確認したほうがよいかと思います。

通常の耳のお手入れの場合は、動物用の洗浄液でコットンを湿らせて耳の穴に入れ、耳の背側から軽く揉み込むようにマッサージしてあげてください。また、犬がブルブル頭を振ると汚れが浮いてくるので、それを入り口の汚れと一緒にコットンで拭きとってあげましょう。

今回のアンケートの回答で『綿棒を使う』という飼い主さんがいましたが、耳の穴の中を綿棒でお手入れするのはNGです。穴の中まで綿棒を入れると、耳道を傷つけてしまう恐れがあります。自宅で綿棒を使用する際は、耳の入り口だけにしておいたほうが安心です。

奥の汚れが気になる場合には、動物病院で診てもらうとよいでしょう」

動物病院を受診すべき犬の耳の症状について

岡本先生:
「もし犬に下記のような症状が見られる場合には、動物病院の受診をお勧めいたします。

・耳を触ろうとすると痛がる
・耳が赤い
・しきりに気にして掻いたり、頭を振っている
・耳漏がある
日頃から愛犬の様子をよく確認してあげましょう」
いぬのきもちWEB MAGAZINE『愛犬の体のことに関するアンケートvol.01』
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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