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興奮したり不機嫌になったり…散歩前の犬のフシギ行動のワケは?

犬にとって散歩とは、歩くことだけが目的ではありません。ニオイかぎやパトロールなど、犬の本能を満たすことができる時間です。家の中よりも刺激が多い外の環境では犬本来の行動が出やすく、飼い主さんが「なぜなの?」と思うこともあるでしょう。今回は、愛犬の散歩“前”のフシギ行動について、獣医師の増田宏司先生に伺いました。

「散歩だよ」と声がけすると興奮して噛む

笑顔のポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「散歩だよ!」と愛犬に声がけすると、興奮して噛むことはありませんか? 散歩に反応して噛むのは嫌だからではなく、ワクワク感がMAXの状態です。飼い主さんとの散歩が楽しみで、うれしい気持ちの高ぶりをどうしていいかわからなくなっているのでしょう。
もし困るようであれば、声がけせずに淡々と準備をしてみてください。

散歩の準備中に耳を倒してリズミカルに歩く

ヒコーキ耳の柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
耳を倒す警戒するようなしぐさと、ルンルンと楽しそうにするしぐさ。この2つは一見すると矛盾しているように見えます。しかしこれは、うれしい気持ちを抑えきれずもれ出てしまっているときの行動。人でいうと“チョーうれしい”気持ちを控えめに表現しているしぐさでしょう。奥ゆかしくてかわいいですね!

散歩の準備中は不機嫌なのに、外に出たらたちまち上機嫌!

お散歩中のチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
リードや洋服をつけられるときの、“体の拘束”が苦手な犬もいます。そんな苦手なことでも大好きな散歩のためにがんばって耐えている様子が、飼い主さんの目には不機嫌に映るのかもしれません。おやつなどを与えながら準備を行い、少しずつ慣れさせることで不機嫌さは減っていくことでしょう!
愛犬が散歩前にするしぐさ。一見不思議なしぐさでも、犬なりの理由がありました。散歩中だけではなく、散歩前の行動にもぜひ注目してみてくださいね!
お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」2022年4月号『散歩のときどんなことを考えているの? 愛犬のフシギ行動をアテレコしてみた!』
文/小林けい
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※特集の構成上、犬を擬人化した表現をしています。
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