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【いぬのきもち】犬を飼うと決めたあなたへ!心構えや費用、注意点を徹底解説!

ペットは大切な家族の一員。犬を飼うと決めたからには、それ相応の覚悟や準備が必要です。今回は犬を飼育するにあたって必要な心構えをはじめ、犬を飼う上でかかる費用や迎える前に必要な準備、犬を飼うときの注意点まで詳しくご紹介します。

犬を飼うと決めたあなた!覚悟はできていますか?

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犬を家族に迎え入れるのは素晴らしいことですが、その分大きな責任が伴います。何の準備もせずに、ただ「かわいいから」という理由だけで、衝動買いなどしてしまうのは絶対にNG!飼うと決めたら、まずは心構えが必要です。

愛犬の命に責任をもって、一生飼育できますか?

5420日。これは犬の平均寿命である「14.85才」を、日数に換算した数字です。飼い主となる家族は、これほどの期間を犬と共に生活をすることになります。

・最期の時まで可愛がることはできますか?
・犬も人と同じ「命」です。途中で飼育を放棄しませんか?
・犬に危険が迫った時、あなたは犬を守れますか?
・犬が病気などで介護が必要になっても、最期まで愛情を持って面倒を見てあげられますか?

飼育する犬の一生を預かることになるのですから、覚悟もなしに飼育するのは無責任です。
しっかりと心構えをしておきましょうね。

犬の飼育は体力が必要

見た目はかわいらしい犬ですが、とにかく元気で体力があります。犬を飼う上で欠かせないお散歩も、体力が必要な大仕事。1日に1〜2回のお散歩は、大型犬になれば散歩の時間も長くなり、飼い主さん側の体力の消耗も激しくなります。

また、飼い主さんが体調を崩しても、犬にとっては関係なし。お世話はしなければなりません。毎日続くお世話をこなせるかどうか、犬を迎える前によく考えておきましょう。

家族と事前に相談をしておきましょう

同居人の同意なしに、急に犬を連れて帰るのはやめましょう。犬も一つ屋根の下で一緒に暮らす家族になるのですから、家族全員から了承を得て、初めて迎え入れてあげるべきですよね。

そして飼育するにあたり、誰がどういったお世話を担当するのかも、事前に話し合っておくのがベスト。全員でお世話できるといいのですが、ご飯担当、散歩担当など、あらかじめ決めておけば家族間のトラブルも回避できますよ。しつけは家族全員がそのルールを把握しておく必要もあります。

犬用グッズや予防注射…具体的に費用がいくらかかる?

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犬を飼う心構えだけがあればいいのかと言われたら、実はそうでもありません。現実的には、犬の飼育にはそれなりのお金がかかります。「大きな出費は毎日のエサ代くらいでは?」と思っている方、それは大きな間違いです。

まず愛犬を迎える際にかかる初期費用ですが、畜犬登録費用、狂犬病予防注射や混合ワクチンの接種、健康診断、生活用品の購入などを合わせると、おおよそ6~8万円かかります。犬グッズは大型犬の方がサイズが大きいため、その方が金額が高くなることが多いようです。(犬の購入にかかる金額は状況によって異なるため、割愛しています)

そして生涯コストです。エサ代などのランニングコストとは別に、旅行時のペットホテル代や病気の際の医療費などといった、臨時でかかるお金も細かく見ていきましょう。

必ずかかる費用

・食事代(約4~7万円)
・ペットシーツ(約1~2万円)
・シャンプーやトリミング(約6~12万円)
・ノミダニの予防薬(約1万円)
・フィラリア予防(約5000円~1万2000円)
・年に1回の予防注射と混合ワクチン(約1万2000円)
※カッコ内は小型犬が1年間にかかるおおよその費用であくまで一例です。

さらに、おやつ・おもちゃ・その他消耗品・健康診断・追加でかかる光熱費などもありますね。

臨時でかかるお金

・旅行時のペットホテルやペットシッター(1年で2万円弱)
・病気やけがの治療費(1回1万5,000円)
・ペット保険(1年で6~8万円)

実際には様々なのであくまで一例ですが参考にしてください。そのほかにも、ドッグランなどのレジャー費用や、犬によって壊れた家具や破れた障子などの修繕費用もかかります。

生涯費用は…?

1年間に必ずかかるお金と臨時でかかるお金を合算し、それに犬の平均寿命である15年をかけて算出すると、

【小型犬】518万円
【中型犬】652万円
【大型犬】785万円

上記の金額が目安となります。最低でも500万円以上かかる計算になりますね。もちろん犬の性質や飼い方によって金額は変動しますが、犬を飼い続けるとこのくらいのコストがかかる、と考えておいた方がよさそうです。

ペット保険

人は健康保険があるので、医療費を全額負担することは少ないですが、ペットはそうはいきません。基本的には飼い主さんが全額負担しなければならないので、難しい病気などにかかった場合、かなり高額な医療費がかかることもあります。

そんなときに役に立つのが、民間の保険会社が販売している「ペット保険」です。商品によって異なりますが、医療費や入院費を負担してくれるので、いざというときに頼りになります。万が一のときのために、ペット保険の加入を検討しましょう。

犬を迎え入れる前に、最低限必要なもの&やっておくべきこと

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犬を迎え入れるための心構え、そしてコストについて解説してきましたが、つづいては犬と暮らすうえで必要なアイテムや住環境についてご紹介します。

最低限必要なもの

・クレート
愛犬のお家です。小型犬ならそのまま持ち運びもできます。緊急時の同行避難の際にも使用します。
価格目安:2,000円~1万円

・サークル
仕切りやトイレのしつけに使用します。
価格目安:4,000円~1万8,000円

・トイレシーツ
ペット用のトイレシーツは、トイレトレーニングの必須アイテムです。「基本外でトイレさせるつもりだし…」という方も、家でトイレができるようにしつけることは大切。大雨や台風などで外に出ることが危険なときにも安心です。
価格目安:約40枚で600円~1,500円

・ボウル
フード用と水用は別に用意しましょう。底に滑り止めがついているタイプがおすすめです。
価格目安:1,000円~2,000円

他にも、首輪やリード、犬用おもちゃやブラッシング用品など、意外と用意するものが多いので、可能な限り早めにそろえるようにしましょう。

住環境を整える

人しか住んでいなかった家に犬が加わるとなると、さまざまな準備が必要になります。まずは犬がイタズラしそうなものを、片っ端から隠すか犬の届かない場所に移動させましょう。いろいろな物をかじってしまうのは子犬の性。イタズラをして楽しいと「またやろう!」となってしまうので、最初から経験させないようにするのがおすすめです。

また、細くて小さいものや人用のお菓子などは、誤飲・誤食のもと。目の届かない場所に隠してしまいましょう。リビングに置くゴミ箱は、フタ付きの物に変えた方が無難ですね。そして必要なアイテムでもご紹介したクレートやサークルなどの居住スペースは、できるだけ窓から離した方がベターです。

まずは自宅に慣れてもらうことが先決なので、外の音や他人の気配などの刺激を受けにくい場所に設置しましょう。なお、リビングとキッチンが隣接しているご家庭も多いと思いますが、キッチンは刃物・火・食べ物などの危険がいっぱい!柵やゲートで入り口を封鎖して、犬がキッチンに立ち入れないよう工夫をしましょう。

しつけの予備知識を勉強しておく

しつけは犬を迎えたその日から始まります。何もわからないまま犬を迎えてしまうと必要なルールを教えることができず、犬も人も戸惑います。あらかじめしつけの本を読む、トレーナーに相談するなど、事前にしっかり準備しておきましょう。

良いことばかりじゃない?犬を飼う上での注意点

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犬を飼うことは素晴らしいことで、犬は飼い主さんにたくさんの幸せを与えてくれます。しかし、犬を飼うことでデメリットが生まれることもまた事実です。そういったデメリットから目を背けないのも、飼い主さんの役目。犬を飼う上での注意点をご紹介します。

お金がかかる

前述した通り、犬の飼育にはお金がかかります。費用面においても余裕を持っておけるように、あらかじめライフプランを練っておく必要がありますね。

部屋が汚れる

犬の毛、よだれ、こぼした餌、散歩の際についた土など、犬が原因の汚れは毎日発生します。さらに汚れだけでなく、引っ掻いたり噛んだりして家具などを壊してしまうことも。大切なものは、犬の目が届かない場所に保管した方が無難です。

自分の時間が減る

犬のお世話は毎日のことなので、自分に使える時間が減ってしまいます。たとえば趣味が旅行だった場合、犬を連れていくとしたら場所が制限されますし、ペットホテルに預けるのならお金がかかります。趣味が音楽鑑賞や映画鑑賞ならば、リビングで落ち着いて鑑賞をと思ったときに限って、愛犬は「かまって!」とじゃれついてくるかもしれません。
心構えや費用、デメリットなどを解説してきましたが、犬は人にさまざまな幸せを与えてくれる尊い存在。犬を飼うことは、本当に素晴らしいことです。しっかりと考えて準備をした上で選択をしましょうね。
参考/「いぬのきもち」『犬との暮らし大事典』(監修:西川文二先生、大内優先生、前佛朋子先生)
監修/石田陽子先生(石田ようこ犬と猫の歯科クリニック院長)
※掲載している費用はあくまで目安です。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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