犬と暮らす
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憧れるけど実際どう? “きょうだい犬”の多頭飼いライフをのぞき見!
“兄弟”で支え合いながらの多頭飼い
怖がりな2頭なので苦労は2倍。でも仲のよさに救われます!
「1頭だけ迎えるつもりで保護団体の方のお宅へ見に行ったのですが、寄り添っている2頭を見たら、2頭とも迎えたい!と。家族全員同じ思いでした」
こうして2頭を迎えたF家では、試行錯誤の毎日が始まります。元野犬ということもあり、2頭ともとにかくビビリ。ケージから出るのも、家の外に出るのも、怖くてしかたない状況だったといいます。
「散歩に出て、自分たちの足で近所の公園まで歩いていけるようになるまで3年かかりました。今でも物音やほかの人にビクビクしてしまうのですが、それでもだいぶ成長しました」
超がつくほど怖がりな中型犬を2頭もお世話するなど、想像しただけで大変ですが、それでも「1頭ではなく多頭飼いでよかった」とFさんは言います。
「2頭でいるからこそ、乗り越えられた局面が多かったと思うんです。1頭ではもっとビビリになっていたかもしれません。2頭でじゃれあったり、寄り添っていたりする姿を見ると、2頭同時にうちのコになってくれて本当にありがとうと感じます」
2頭でいると怖さが半減、勇気が2倍に!
私たちの近くに2頭でやってきてくつろぐ姿に癒されます
シンクロする姿が多頭飼いならでは!
それぞれのパーソナルスペースは、離れた場所に設置
多頭飼いはココが大変
1頭ずつの散歩は、留守番するほうの犬が吠え続けたり、外にいるほうが歩かなかったりするため、F家では2頭いっしょの散歩が絶対条件。1人で2頭を連れるのは危険なため、常に2人体制で出かけます。
●イタズラの破壊力と片づけの大変さは2倍以上……
1頭でもイタズラはしますが、2頭そろうと破壊力がすさまじく、片づけにかかる労力も倍に。「飼い始めて1年くらいはリフォームなどもしていましたが、今は完全にあきらめました」
参考/「いぬのきもち」2022年12月号『多頭飼いLIFE お見せします』
写真/尾﨑たまき
写真提供/Fさん
文/いぬのきもち編集室
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