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子犬期によく見られる特徴的なしぐさはある? 獣医師に聞いてみた

犬は伝えたい気持ちや要求によって異なるしぐさを見せますが、年代によっても見せるしぐさは違うのでしょうか? 今回は、子犬期によく見られるしぐさとその対応方法について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生にお話を伺いました。

子犬期によく見られるしぐさとは

足元に人形を置くビション・フリーゼの子犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬はさまざまなしぐさをしますが、子犬がよくする、子犬期にだけ見られるなど、子犬の特徴的なしぐさはありますか?

白山先生:
「飼い犬の場合、成犬になっても子犬のようなしぐさや行動をすることは多いですが、特に、
  • 飼い主さんやぬいぐるみなどにくっつきたがる

  • タオルなどを吸う

  • クーン、クーンと鼻で鳴く

  • 遊びによく誘う

などは、子犬のころによくするしぐさといえます。また、しぐさではないですが、“よく眠る”というのも子犬によく見られる特徴です」

子犬期によく見られるしぐさはどんな気持ちからするの?

クッションに座るゴールデン・レトリーバーの子犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――子犬期によく見られるしぐさは、どのようなときにどのような気持ちでするものなのでしょうか?

白山先生:
「それぞれのしぐさですが
  • くっつきたがる……「甘えたい」「安心して眠りたい」という気持ちから

  • タオルなどを吸う……「甘えたい」「眠い」、不安なときに「安心したい」という気持ちから

  • クーンクーンと鳴く……不安なときに「助けてほしい」「そばに来てほしい」と訴えている、または「甘えたい」「お腹がすいた」「おやつがほしい」「遊んでほしい」ときなどにそれらを伝えたいという気持ちから

  • 遊びに誘う……子犬は起きているとき兄弟犬とじゃれて遊ぶため、「とにかく遊んで!」という気持ちから

これらの理由や気持ちからするといわれています」

子犬が見せたしぐさにどう対応すべき?

首元をなでられる柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――子犬がこれらのしぐさをしたときは、どのように対応したらいいでしょうか?

白山先生:
「子犬が家に来て間もないときや、不安を感じている場合は、そばでやさしく声をかけたり、なでたりして安心させてあげましょう。ある程度新しい生活に慣れてきたら、要求を伝えるために鳴くこともあるため、愛犬が何を伝えているのかをよく理解するようにしましょう。

また、子犬にとって遊ぶことはとても大切なので、しっかりと一緒に遊ぶ時間をとり、愛犬とのコミュニケーションを深めることも大切です。

なお、おやつがほしいときやかまってほしいときに鳴いたり、飛びつくなどのしぐさを見せている場合は、すぐに応えるのではなく、『おすわり』などの声をかけてから応えるなど、飼い主さんが主導権を持つようにしましょう」
子犬期によく見られるしぐさには、甘えたい、遊びたい、安心したいといった、子犬の叶えてほしい気持ちや要求が込められていることが多いようです。子犬がどんなときにどんなしぐさをするのかをしっかり理解して、コミュニケーションに役立ててみてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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