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愛犬とのお出かけ 起きやすいトラブルと役立つしつけ対応とは

愛犬とのお出かけは楽しいですが、「リードを離してしまった」「ほかの犬とケンカしそうになった」などのトラブルも起きやすいもの。そこで今回は、お出かけ時のトラブルに役立つしつけ対応について、家庭犬しつけインストラクターの井原亮先生に伺いました。

公園で愛犬のリードを離してしまったときの対応

楽しそうに散歩する犬
Yolya/gettyimages
公園で愛犬のリードを離してしまったときは、愛犬の名前を呼び、飼い主さんのほうに注目させて、おやつを見せながら数歩下がってみましょう。愛犬に近づくのではなく、まずは離れるのがコツです。

犬の狩猟本能は、動くものを追おうとします。動く飼い主さんを見てその本能が刺激され、また、好きなおやつもあるので、飼い主さんを追うように戻ってきます。愛犬が足元まで戻ってきたら、まずは首輪を持って、そのあとリードをたぐり寄せましょう。

落ちた食べ物を愛犬が食べようとしたときの対応

ソファの上にいるヨークシャー・テリア
makotomo/gettyimages
ドッグカフェに出かけたときに起きやすいトラブルが、テーブルから落ちた食べ物を愛犬が食べようとしてしまうこと。愛犬が床に落ちた食べ物に気づいて拾い食いしそうな構えを見せたら、すかさず「あ!」と声を出して食べ物から愛犬の気をそらせ、行動を止めます。

拾い食いの行動をやめたらすぐに愛犬におやつを与え、愛犬がおやつに集中している間に床に落ちた食べ物を回収します。飼い主さんと愛犬が、床に落ちた食べ物を取り合うことになる前に、すぐおやつを出しましょう。

なお、「叱る」「追いかける」といった対応はNGなので注意してください。

愛犬が向かい側の歩道に行ってしまったときの対応

笑顔の子犬
Gemma DiLullo/gettyimages
散歩中にリードを離してしまい、愛犬が車道の向こう側の歩道に行ってしまった場合、愛犬の名前を呼ぶと、車道へ走り出してしまう危険があります。

このような場合は、遠隔操作で愛犬をその場で動かないようにさせる、「マッテ」が有効です。愛犬がマッテをしている間に、飼い主さんが近づいておやつを与え、愛犬がおやつに注目している間に首輪を持ち、その後リードを持ってください。ふだんからマッテの練習をしておきましょう。

ドッグランでケンカしそうになったときの対応

草の上に座っているゴールデン・レトリーバーの子犬
SamuelBrownNG/gettyimages
ドッグランに行ったとき、愛犬がほかの犬とケンカをしそうになったことはありませんか?ドッグランでは、愛犬の様子を常に見守っている必要があります。ほかの犬と険悪な雰囲気になっていたら、すぐに「オイデ」で飼い主さんのもとに呼び寄せ、相手の犬から離すことが大切です。

ドッグランではこのほかにも、休憩させるときや帰るときなどに、愛犬をオイデで呼び戻すと便利です。日ごろから、オイデの練習をしておくとよいでしょう。

愛犬がほかの人に飛びつこうとしたときの対応

散歩中の子犬
Brendan von Wahl/gettyimages
人が好きな愛犬が散歩中に声をかけられたりすることで、興奮して突進したり、ほかの人に飛びついたりすることがあります。

ほかの人に突進しそうなしぐさを見せたら、すぐに飼い主さんは歩くのをやめ、おへその位置でリードを両手でしっかり持つ「へそ止まり」のポーズをしましょう。愛犬が、動きを止めた飼い主さんに注目したら、おやつを見せながら数歩後ろへ下がると、愛犬も自然とついてきます。

なお、犬好きな人から「触ってもいいですか」と聞かれたときは、犬を落ち着かせてからふれあわせるようにしましょう。
お出かけ先で何かトラブルが起きたときは、それ以上の行動を起こしたり、余計に興奮したりしないよう、まずは愛犬を止めることが大切。愛犬とのお出かけを楽しむためにも、今回ご紹介したしつけ対応をぜひ頭に入れておいてくださいね。
お話を伺った先生/井原亮先生(家庭犬しつけインストラクター 「SKYWAN!DOG SCHOOL」代表)
参考/「いぬのきもち」2018年7月号『お出かけのときのハプニングに役立つ! 「とっさのキケン」にSTOP!しつけ』
文/宮下早希
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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